ジンバブエの男性を悩ませる「呪われた」粉砕機

ジンバブエのある男性は、「悪霊が付着した呪いの粉砕機」によって不幸が訪れるようになったと主調している。

地元メディアの報道によると、この奇妙な事件は2年前、フィリップ・マフェメラ氏がニャンガの町にてある人物から機械を購入したことから始まったという。購入後まもなく、この機械は「家で不思議なことを引き起こす」ようになったと彼は語る。

具体的には毎晩、粉砕機の前に人影が見えたそうで、どうもこの人影は装置を守っているように見えたという。その後、この人影は家の中で彼を追いかけ回すようになり、ついには火事まで引き起こしたとマフェメラ氏は語る。

興味深いのは、マフェメラ氏はこの奇妙な印象を与える主張を法廷で行ったという点だ。実はマフェメラ氏は最近になって自分を悩ませる霊を根絶しようと、隣人の家の外で儀式を行った。しかし周囲の人に怪しまれて逮捕され、訴訟にまで発展した。




そこでマフェメラ氏は裁判官の前で、2年にわたる苦悩を切々と語り、彼に最初に粉砕機を売りつけた一家に返却しようとしたものの一向に受けとらなかったと証言。マフェメラ氏は「スピリチュアル・ヒーラー」(霊能者)に頼んで、この呪われた粉砕機の問題を解決しよう。

彼が粉砕機を売った一家の庭で儀式を行っていたのは、この霊能者に「家族の誰かが死なないように、儀式をして元の持ち主に渡すしかない」と告げられたためであった。だがこの儀式はうまくいかず、近所の人たちも機械の受け取りを拒否。うんざりした彼は最終的にこの機械を茂みに捨てて、幽霊から逃れようとしたという。

一連の訴えを聞いた裁判官は、2年前にこの機械と交換した3頭の牛を、元の粉砕機の持ち主に返還するように命令。一方でマフェメラ氏にも、隣家の敷地内で儀式を行ったとして牛6頭の罰金が科せられることになったそう。

最終的にこの機械がどうなったかは分からないが、うっかり何者かに拾われて別の場所で異変が起きてしまわないかが気になる所だ。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Dev Ashish / PIXABAY

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る