現代人の作品か?先住民の遺跡か?豪州の地上絵「マリー・マン」

オーストラリアには「マリーマン」と呼ばれる巨大な地上絵が存在している。

1998年6月28日、マリーの町から南オーストラリア州クーパーペディの町へ飛んでいたチャーター機のパイロットだったトレック・スミス氏がフィニス・スプリングスの高原に巨大な人の絵が描かれているのを発見した。

手にはオーストラリアの先住民族であるアボリジニが狩りに用いる投げ棒を持ち、胸には傷がある姿が描かれていた。地上絵の規模は縦4.2 キロ、幅28キロに及び、線の太さは35メートル、深さは25~30センチほど。現在確認されている中では世界で2番目に大きい地上絵とされている。

この地上絵については、謎も多いが「製作者は現代人である」可能性が有力視されている。中でも2002年に亡くなったオーストラリアの芸術家バルディウス・ゴールドバーグ(Bardius Goldberg)氏の作品だった可能性が高いとみられており、彼はかねてより「宇宙から見える作品」を作ることに興味があったこと、地上絵の近くからアボリジニの歴史を称える銘板が発見されたこと等の状況証拠が複数存在しているからだ。




A Giant Geoglyph has recently surfaced that DWARFS the Atacama Giant near Peru! “Origins Unknown”

しかし、中にはマリーマンが現代人の作品ではなく、非常に古いものである可能性があると述べる人たちも存在している。海外のオカルト系YouTubeチャンネルの「MrMBB333」は自身の動画にて、チリに存在する地上絵の「アタカマ・ジャイアント」と比較し「アタカマ砂漠に作品を作った古代の人々はGPSの助けを借りていなかった」と指摘。マリーマンも古代のアボリジニの人々が作る事ができたはず、と語っている。

この動画は2月18日に公開されてから68000回以上視聴され、様々な感想が寄せられていた。中には「巨人が大地に描いたものではないか」「宇宙人へ送るメッセージでは」というコメントも存在していた。

だが、実際のところマリーマンの姿は1946年に記されたアボリジニの文化を紹介する本に掲載されていた内用や写真と類似する点が多い。その事実を踏まえると、やはりマリーマンは現代人の手によるものだと考えた方が良さそうだ。

Who Put This 2-Mile Long Drawing in the Australian Desert?

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Science Channel / YouTubeキャプチャ

 

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