【監修『妖怪意味不明特集』もう一度意味をよく見直し、妖怪から伝わろう!】

2月13日、『妖怪ランキング大百科 鬼強い!鬼とヤバいもののけたちが大集合!』(フジテレビ)を放送。まんが日本昔ばなしの場面または妖怪実写シーン満載に妖怪紹介が繰り広げられた。
意味不明特集では「何がしたいかわからない」爺と婆を10位〜1位。
4位 ぬらりひょん
突然ふいに玄関から家に入り、ソファーでくつろぎ(パイプ煙草を吸い)、食卓の蜜柑を食べる、何がしたいのかわからない爺妖怪と番組はまとめた。
おそらく、くつろぎ‘たい’をしたいのでは、と纏めよう。
3位 砂かけ婆
砂をかける。砂をかける。何がしたいのかわからない婆妖怪と番組はまとめた。
おそらく、見るからに‘砂をかける’行為の理由に‘〜したい’意味があると思われる。噂では、‘払いたい’のではないかとの声も。
1位 子泣き爺
徳島県限定妖怪。見た目は小さな老爺、赤ん坊の泣き声で泣く、体を石の様に重くし離れない、何をしたいのかわからない子泣き爺妖怪と番組はまとめた。
蓑を着ているというが実は座敷童が年を召して家に居られないだけなのでは、と推測にてまとめておこう。妖怪は見たことないので、見たことないモノのことはわたくしは推測しか出来ないが。
番組では更に続く。
花子さんには、100点の答案用紙を見せると花子さんが逃げていくという。花子さんが逃げていくと、トイレ掃除用具の‘スッポン’!?が手に入るという。
ここで、よく、スッポンを天井にダーツしたことを思い出す。もしかして、どこかでスッポンを手に入れていたのかもしれない。
牛鬼には、海でも出会ったが最後。そのまま死んでしまうと言われているが、ひとの選択肢ではなく‘出会ったら’というのはもう抵抗の仕様がないと言える。
お笑い界の関脇、アンタッチャブル山崎は番組内一部で「これはダメよ」を繰り返していた。
酒呑童子の場面のところでは、妖怪のプロフェッショナル、荒俣宏は、人間が人間の社会で虐げられた恨みで鬼になると括り、妖怪もその様な経緯なのだろうかと思われる。
劇団ひとりは、「ホントの鬼は俺たちかもしれないね」と鷹を括ったが、この台詞はここに‘人間ひとり’なのかもしれない。
妖怪に関して、荒俣は近著『アラマタヒロシの妖怪にされちゃったモノ事典』を2019年に発刊している。
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』1960年代・1970年代・1980年代・1990年代・2000年代(+別版も)・2010年代、各年代ごとに6つのシリーズ作品が製作された。『ゲゲゲの鬼太郎』の様に妖怪を面白く見られるアニメがまたあってもいいかもしれない。
今回、番組は妖怪・都市伝説研究家の山口敏太郎が監修した。
梅原璐生宮