【後編】謎のブザーを流し続ける「UVB-76」、ハッキングされる!?

(前編から続く)問題の画像は放射線の警告サインやトロールフェイス、Vフォー・ヴェンデッタのマスクのようないわゆる「ネットでウケる」タイプの画像で、2012年にヒットしたK-POPの「江南スタイル」が流れることもあったという。

UVB-76が今でもKGBやロシア軍が何らかの作戦のために使っている送信機だとしたら、ハッカーたちはどうやって信号の中に画像を埋め込むことができたのだろうか。

だが海外のデジタルメディアVice.comによると、思ったよりも簡単に細工することが出来るという。




既にUVB-76の放送は公開されているので、ソフトウェア定義無線(SDR)送信機を使用すれば4625kHzの中に音楽やノイズ、メッセージを組み込むことができるのだそう。だが、その気になれば簡単に内容が変えられる、というの事実から逆説的に「(少なくとも現在の)ロシアにとってUVB-76は重要なものではない」と言えるのではないか、という推測もできる。

一方で実はこの変化は実はロシア政府や軍によるもので、ロシアとウクライナの間で起きている紛争に関連しているのではないか、という推測もあるようだ。意図的にUVB-76の中にメッセージを仕込み、紛争の終わりが近いとかロシアがいよいよウクライナに侵攻するというサインを送っているのではないか、というものだ。

謎めいたブザーUVB-76の謎は、現代でもまだ解き明かす事ができないようだ。

UVB-76/The Buzzer (4625Khz) LIVE

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Gorguy Kane / PIXABAY

 

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