ネッシーの正体はプレシオサウルスではありえない!?

UMAの代表格であるネス湖のネッシーの正体は、昔から絶滅した首長竜プレシオサウルスの生き残りではないかと言われてきた。現在では大ウナギ説など正体に関する説が多数出てきているが、やはり一般的にイメージされる姿は首長竜のものだろう。

しかし、実際に首長竜であったと仮定して、その信憑性はどの程度になるのだろうか。

ネッシーの正体がプレシオサウルスではないか、と言われた背景には、目撃されたときの姿が「水面から突き出た頭と長い首、背中(または一連のこぶ)」というものだからだ。その姿から連想される生物として先史時代の水生爬虫類であるプレシオサウルスが候補に挙がり、長年ネッシーのイメージとして定着している。

プレシオサウルスが何百万年も前に絶滅した生物であるという事実はさておき、ネッシーの正体がプレシオサウルスというのは妥当なものなのだろうか?




ニュージーランドのカンタベリー博物館のポール・スコフィールド博士によれば、プレシオサウルスと同じ首長竜の一種であるエラスモサウルスの最近の研究により、首長竜は水中を泳ぐときに頭を体と同じ高さか、それより低い高さに保つことが判明した。そのため、我々がイメージするネッシーの姿のように頭を水面から垂直に突き出すことはしなかったと考えられるという。

「生物の耳の構造は中の耳小骨が重力の影響を受けない時に最もよく機能します。そのため、生物の頭蓋骨内で内耳の位置を確認すると、その生物の習慣的な頭の位置が解ります。我々はエラスモサウルスの内耳を調べて、彼らは安静時に頭を体に対して水平か、あるいは体のかなり下におくことを突き止めました。ネッシーや、昔からの首長竜の想像図に見られるような首を垂直に伸ばし、頭を持ち上げるという構図は本来では有り得ないものと言って良いでしょう」

だとすると、水面下から長い首を伸ばすネッシーの正体はどんな生物が該当するのだろうか。UMAの生態や行動から正体を考えてみるというのも興味深いかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Plesiosaur / edenpictures

 

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