除霊で100万ドル以上をだまし取られた男性が霊能者を提訴

アメリカ・ニューヨーク市で、自称霊能者に「悪霊がいる」との鑑定をされて、数カ月間に約1億円以上をだまし取られた男性の話題になっている。

この奇妙な事件は、ウィリアム・ヤング氏という男性が「スピリチュアル・ヒーラー」を自称するシャイナ・サミエル氏に対して起こした訴訟だ。

弁護士は訴状にて、ヤング氏が5月に透視能力者を自称するサミエル氏と出会い、2人はすぐに友人になったと説明。ヤング氏が彼の人生におけるさまざまな問題について相談をしたところ、サミエル氏は彼の家族が闇の霊に呪われていると告げ、その力がとても強く「悪霊たちがいる限り、ヤング氏は愛や幸せを見つけることができず、家族と良い関係を持つこともできないだろう」と語ったという。




そして、サミエル氏はヤング氏に取り憑いた邪悪な霊を根絶する「難解でオカルト的な除霊の儀式」を勧めた。サミエル氏の「ヒーリング・セッション」の効力はヤング氏の支払い能力と直接結びついていると説得されたそうで、ヤング氏は最初のセッションで10万ドル(約1千140万円)という途方もない金額をサミエル氏に支払った。

さらに同月中に6回に分けて3万2千ドル(約365万円)を支払ったが、その後まもなくサミエル氏から「ヤング氏の元へ向かう交通費や儀式のための材料を集める費用、彼女の組織に属する他のサイキックである『上司』に相談し連絡する費用」や車がどうしても必要だという連絡が入ったという。

結局ヤング氏はサミエル氏のために新車をリースし、その車の月々の支払いをすべて引き受けた。最終的にヤング氏側は6ヶ月間でおよそ110万ドル(1億2500万円)をサミエル氏に支払ったと主張している。

それだけ支払ったにもかかわらずヤング氏の生活は改善されず、そればかりか一連の「儀式」のために全財産を使ってしまったため、かなり悪い方向へ転がってしまった。だが、ヤング氏によればサミエル氏はヤング氏の家族の共同銀行口座を狙い、更に49万6千ドルという大金を送金するように説得してきたという。

幸いなことにこの多額の支払いは銀行によって止められ、一連の金銭の動きに対して銀行側が疑いを持ったために、ヤング氏は目が覚めたという。そしてヤング氏は偽りの鑑定で多額の金銭をだまし取ったとして霊能者のサミエル氏を訴えることにした。

日本でもスピリチャル詐欺による詐欺が昨今においても話題になるが、アメリカでのこの告訴の結果がどうなるのか、非常に気になる。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Thomas Geider / PIXABAY

 

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