コロナ禍で時間恐怖症=クロノフォビアが感染爆発!?

【時間恐怖症=クロノフォビアが流行!?】

コロナ禍で家で過ごす時間が増えてリアルで他人と会う時間が減ったことにより、様々な精神疾患の症状を患う人々が増えてしまった。多くの人々が「コロナ鬱」に悩まれたことは大手メディアでも取り上げられたが、「時間恐怖症=クロノフォビア(chronophobia)」についてはご存じだろうか。

クロノフォビアは、時間経過に対して極度の緊張や恐怖を覚える、という症状である。ステイホームでの閉塞的な時を長期間過ごすことにより、診断はされずとも一時的にクロノフォビアのような症状を体感した人々は多いのではないだろうか。

米国では成人国民のおよそ12.5%がクロノフォビアのような症状を体感したことがあるという。

തനിച്ച്.... / alone.....
തനിച്ച്…. / alone….. / mineeshin

【クロノフォビアの症状】

クロノフォビアの症状は、 時間の経過に追われて、終わりなく逃げているような感覚になり、何かをしなくてはいけないのではないかという漠然とした不安や、過ぎ去ってしまった時間に対して無駄にしてしまったといった強い後悔を覚えるという。

強迫観念、循環思考、レース思考などの症状を伴うこともある。

そして、時間のスピードが不自然に遅く感じたり速く感じたりと、時間の進み方に違和感を覚えるという。重度の場合はパニック障害や過呼吸や嘔吐、一時的な失明、心拍の変動、一次的な極度の不安やうつ状態に陥ることもあるので、早い段階でストレスを軽減したり認知行動療法での治療が必要である。




Stressed
Stressed / SodanieChea

【どんな人がクロノフォビアを発症するのか?】

従来、クロノフォビアに悩まされるのは、主に高齢者施設の入居者のような「残された時間が限られた人」、刑務所の受刑者のような「時間に縛られた人」、或いは自然災害の被災者のような「時間の感覚が失われた人」多かった。

高齢者施設の入居者の多くが死に関する不安を感じるようになり、「残された時間を無駄に出来ない」という感情が強く出てくることによって発症するとのことだ。

刑務所の受刑者は、逆に刑期の残り時間や一日のスケジュールなど、決まった時間に縛られているので、時間に対しての危機感や不安感、ストレスが高まっていくことにより発症するという。

自然災害の被災者は家や職場などを失って、自身がそれまで時間をかけて努力したものが消失したことで、時間を計る術を失う不安から発症するとのいう。昨今では、時間に追われるブラック企業に勤務する労働者のクロノフォビア発症も増えているそうだ。

Depressed
Depressed / Denkrahm

【クロノフォビアの発症原因】

クロノフォビアの発症には複合的な要因があり、複数の説がある。

一説には、クロノフォビアには内科的疾患が影響しているという。例えば、ホルモンバランスが崩れや、 副腎機能不全 、甲状腺の病気など疾患がある場合もクロノフォビアの発症が誘発されるという。

昨今のコロナ禍によるクロノフォビアは閉塞的な空間に長時間いて気軽に人と会えず、社外との繋がりが薄くなることによるストレスが大きな一因だと思われるが、自粛によりホルモンバランスが崩れたという内科的要因もあるだろう。

その他には、クロノフォビア含め特定の恐怖症の多くの精神疾患に当てはまることだが、小児期のトラウマも要因しているという説もある。




【クロノフォビアの治療】

クロノフォビアの治療には認知行動療法が使われることが多い。重症の場合は薬理学的治療を伴うこともあるが、心理的治療と組み合わせる形になる。

http://www.exactlywhatistime.com/psychology-of-time/chronophobia/
https://en.lifeder.com/chronophobia/
https://www.fearof.net/fear-of-the-future-phobia-chronophobia/

Volleyball
Volleyball / quinn.anya

【ストレスの対策】

クロノフォビアはじめストレスが原因による精神疾患は多い。ストレスの対策方法として 「STRESS」という方法をご紹介したい。

●S=スポーツ(運動をする)  
●T=トラベル(旅行に行く)
●R=レクリエーション(遊ぶ) 
●E=イート(食べる)  
●S=スピーク(しゃべる)   
●S=サケ(お酒を飲む)

である。その時の情勢により、旅行など一部出来ないともあるが、出来る範囲で取り組めばストレス対策になる。

そして、もう1つ大事なのは感情を吐き出すことだ。笑いたい時に笑って、泣きたい時に涙を流して泣くとストレスのデトックスになる。「笑い」は免疫力もつくので、万病の予防にもなる。

クロノフォビアに関して、「時間」の概念や感じ方、同じ空間で同じ時間を過ごしても「時間」にたいする価値観の持ち方は一人ひとり異なるのはいうまでもない。

しかし、日本の場合、空気の読みあいによって、同じ「時間」を無理に共有しようという雰囲気が方々に見られる。「みんなが自粛するなら同じ時間だけ自粛しよう」「みんなが飲み会に行くなら同じ時間に行こう」「みんながオリンピックのTV見るなら同じ時間同じTV番組を見よう」という風に、同調圧力を重視するあまり、気がついたら一人ひとりが個としての「時間」を大切にできていなく、いつの間にか時間が過ぎていた、ということが積み重なるとクロフォビア発症の要因になるかもしれない。

なかなか収束しないコロナ禍で、ストレスが多い現在社会だが、無理なく自分らしい「時間」を大切に生きていきたい。

トップ画像©Wokandapix / PIXABAY

文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

 

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