
11日、NASA=アメリカ航空宇宙局は、18日(日本時間19日6時51分)に直径1000メートルの小惑星が地球に最接近すると発表した。
問題の小惑星は、1994年に発見された「7482」で直径は約1000メートル。小惑星7482(1994 PC1)は何度か地球に接近しているが、今回は地球からおよそ200万キロの距離とかなり近くを通過する可能性が高いとみられている。幸いにも衝突の可能性は低いとのこと。
小惑星7482は肉眼で見える可能性は低いが、海外のサイト「EarthSky.com」によると、小さな望遠鏡を用いれば見つけることができるという。
小惑星7482のような天体は地球近傍天体(NEO)と呼ばれ、地球から約4800万km以内にある軌道を持つ小惑星や彗星を指す。NASAをはじめとする世界の宇宙機関は、地球近傍天体の脅威を察知し、重大な被害をもたらす可能性のある天体の検出に注力している。
今年9月には、NASAの宇宙船が小惑星に接近して意図的に人工衛星を衝突させ、宇宙での動きを変えるという大規模な実験が予定されている。このミッションはDARTミッション(Double Asteroid Redirection Test)と呼ばれ、地球近傍小惑星Didymosの周りを回る小さな衛星、Dimorphosを目指す予定だそうだ。
「潜在的に危険」直径1kmの小惑星 18日に地球最接近(2022年1月13日)
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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