トルクメニスタンの「地獄の門」、ついに鎮火!?

中央アジアのトルクメニスタンには、「地獄の門」と呼ばれている恐ろしい穴が存在している。

トルクメニスタンの首都アシガバードの北約260キロメートルにあるカラクム砂漠の中ほどにあるアルヴァザ・ガスクレーターの事で、地下の洞窟に貫通する形で崩落した天然のガス田である。直径は実に60メートル、深さは約20メートル。地元の人がまるで地獄に繋がっている穴のようだと思ってこの名前で呼んだそうだが、それも納得してしまう迫力である。

  30年近く燃え続ける大穴「地獄の門」

このクレーターは1971年、旧ソ連の技術者らによって発見された。当初、油田開発のために掘り進められていたが、崩落と天然ガスの放出により現在の状況になった。当初は数週間で燃え尽きると思われたが、ガスの勢いは収まる事がなく、今も燃え続けている。




今まで「地獄の門」の対処方法がなく、いっその事観光名所にするという案もあったが、先日トルクメニスタンのグルバングル・ベルディムハメドフ大統領はついに「地獄の門」を消火すると宣言したのだ。

大統領は 「このクレーターは環境と周辺住民の健康に悪影響を及ぼしています。私たちは貴重な天然資源を失いつつあります。今後は豊富な地下資源による多大な利益を得て、国民の福利向上に役立てることができるはずです」とテレビ演説で語っている。

ベルディムハメドフ大統領は2010年にも専門家に消火方法の提案を要請したが、その時は解決策を見出すことができていなかった。果たして今回は成功に至るのだろうか・・・。

How the Soviets accidentally discovered the ‘Gates of Hell’ – BBC REEL

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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