日本一参拝者が多い!?明治神宮の謎

2022年になり早6日、東京都にも初雪が積もったが、皆様は無事に過ごせたであろうか。コロナの第6波も心配されてきているが、初詣は既に行かれた方も多かったことだろう。

日本一参拝客が多い神社と言えば、明治神宮であることは存じていただろうか。

1月5日(水)に放送された『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系列)新春3時間スペシャルでは、明治神宮ができた謎について特集された。

明治神宮が創建されたのは、101年前に遡る国家プロジェクトによるものだ。かの大手実業家・渋沢栄一がこの大プロジェクトの中心人物として抜擢された!

明治天皇の墓を東京に建てる企画であったが、天皇の本意は京都であった。だが、東京を盛り立てるため、天皇崩御後に記念としてできたのが明治神宮だった。ここに代々伝わる巨木となったもみの木(現在2代目)が植えてあることから、代々木と言う地名ができたそうだ。天皇の墓の代わりに建てられた神社なだけに、「代」繋がりである。




参拝客からもなかなか気づかれないだろうが、混雑を考慮して参道の幅がそれぞれ違っている。参拝客が一番多く通る南参道を広めにして、北参道との合流地点もさらに広くしてあるのだ。

この境内は末広がりの「八」という数字によって、縁起が担がれていた。本殿に進む角のカーブが88度となっており徹底されている。さらに当時から耐震構造まで徹底されていた!本殿の下が地下4メートルも掘られており、高い基礎がレンガでできている。このおかげで本殿は、関東大震災の被害からも守られたのであった。

明治神宮の参拝マナーは一般的なものよりも、さらに丁寧な作法である。

まず小さくお辞儀してから3歩進み、少し深めにお辞儀する。さらに深く2礼2拍手して、やっとお祈りする。お祈りした後に深く1礼し、さらに少し深めのお辞儀をして3歩下がり、小さくお辞儀して終わるのが正式マナーである。完璧にマスターするのが、少々難しそうだ。だが明治天皇と昭憲皇太后が祭神であるからには、当然とも言えるであろう。

拍手する際は、右手の指を左手よりも下にずらした方が良い音がなる。また神様には基本的に尻を見せてはいけない。この2つは、どこの神社でも使える参拝マナーとテクニックである!


画像©かずなり777 photoAc

明治神宮の中でも有名なパワースポットと言えば、清正井を携帯の待ち受け画像にすると開運するとまで言われている。加藤清正が掘った井戸として有名だが、ここの湧き水を皇后が好んだ菖蒲を植えるために利用されたそうだ。




明治天皇・皇后共に思い出深い場所であったがためにできた神社だったのである。なんと100年前は荒地だったにもかかわらず、現在は東京都の中でも自然が豊富な場所となった。

立派な神社にするためには、やはり荒地のままにしておくわけにはいかなかったのだ。伊勢神宮や日光東照宮を意識した、神聖な森にする必要があったのである。

神聖な森には針葉樹が相応しいという、当時の内閣総理大臣・大隈重信の要望があった。まっすぐ伸びる杉には神が降臨するという言われがあったため、神社には針葉樹が多かった。

だが針葉樹は蒸気機関車や工場の煙に弱く、東京の土地にも適さないため林学博士らが反対していた。だが渋沢の熱意に負け、150年かけて森が出来上がるように計画された。いずれ枯れることを考慮した上で針葉樹を先に植え、その下に常緑広葉樹を植えたため現在進行系で緑が繁っているのだ。実は現在もまだ未完成ということである。

永遠なる神聖な森にするため、境内で掃いた落ち葉は森に還すのがしきたりである。未だにこの神聖なるプロジェクトは進行中だ!

ちなみに神宮球場やゴルフ練習場も、五輪まで開催された外苑の一部に含まれる。参拝できるだけでなく、レジャーも楽しめちゃう最強パワースポットである!!明治神宮から表参道の方角に初日の出が見えるようにできているため、初詣にも最高スポットである!!

筆者からもオススメしたいスポットは、夫婦楠と呼ばれる有名な2本の木である。明治天皇・皇后が夫婦円満であったことから、家庭運や恋愛運にも効果があるとされているようだ。

都心住まいでまだ初詣済まされていない方には、特にオススメな強力パワースポットである!ただしこのご時世だけに、密には要注意して頂きたい!!

(ふりーらいたー古都奈)

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画像©acworks photoAC

 

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