80年ぶり、ロシアで「雪が自然発光する現象」が確認された!

北極圏に近いロシアの遠隔地にて、「雪が光る」という不思議な現象が確認されて話題になっている。

この現象を報告したのは微生物学者のヴェラ・エメリアネンコ氏。彼女はロシアの中でも人里離れた白海沿岸で研究を行っており、ある日外に積もっている雪が青白く光っているのを確認。その雪の一部を採取して顕微鏡で観察したところ、その光がカイアシ類と呼ばれる小さな生物によるものだという事が判明したのである。

この生物はMetridia Iongaというカイアシ類の一種で、日中は水深91メートルの海中に生息し、夜間は比較的浅い所まで移動してくる。モスクワにあるロシア科学アカデミーの北極圏海洋動物プランクトン専門家クセニア・コソボコバ氏は、ナショナルジオグラフィック誌に、このカイアシは「白海の強力な潮流に巻き込まれて陸に打ち上げられた可能性が高い」と語っている。

また、モントレーベイ水族館研究所で深海の動物プランクトンを研究する海洋生物学者スティーブン・ハドック氏はこの発光現象に対して「一種の化学反応によるもの」であると語る。カイアシ類の持つルシフェリンが酸素と反応することで光エネルギーが発生し、輝きを放つのだという。




「私たちの科学的な標本で起こることですが、ある生物を採取して冷凍庫に入れ、後で標本を取り出すとゆっくりと光り始めます。標本が既に死んでいたとしても、彼らの体の中にある化学物質はに反応することができるのです」

今回雪の中でも光っていたカイアシ類が生きていたか、死んでいたかに関しては意見が分かれるようだ。コソボコバ氏は「極低温でも生き延びることができるため、雪の中ではまだ生きていたと思われる」と、ハドック氏は「蛍が潰されても光るように、雪の中にいたカイアシ類は実際には死んでいた可能性がある」と語っている。

なお、この現象は80年ぶりにカイアシ類が漂着した事で発生したという。非常に珍しい光景であったのは間違いないようだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Alexander Semenov / Facebook

 

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