12月26日(日)放送、『ちょっと福岡帰って来ました!』(TVQ九州放送)※は、福岡市出身の俳優・山崎銀之氶(『半沢直樹』広重営業部長役、『ドラゴン桜』奥田校長役、大河ドラマ『晴天を衝け』大橋訥庵役、等)&お笑い芸人のスギちゃん。

福岡空港から東峰村を移動する車中で、番組から“お二人の関係は?“との問いに、山崎は「元々僕、(スギちゃん)ファンだったんですよ」と言うと、スギちゃんから「銀さんの奥さんと元々付き合って・・・付き合ってじゃない!知り合って‼!」と思わず視聴者もドッキリの返答に、すかさず山崎は「お前危ないよ!危ないな~、今の(言い間違え具合が)」とツッコミでまずは笑いが起きた。

スギちゃんは「銀さんがオレの事を凄い評価していると。で、連絡取りたいと会わせてもらって、銀さんが『お前、テレビではやれないネタだけど面白いから、俺の知り合いの店で単独ライブをやれよ』とお客さんも銀さんが全員集めてくれて」と語った。




山崎は「その時に初めて“ワイルドネタ”をやった」「(お店のライブ)僕らが初めに見たと自負があるんですけど」と話し、何とスギちゃんのブレイクのきっかけが山崎の誘いだったことが判明。そのときに周囲から『これはイケるよ!』と高評価を得て、その後ブレイクした事を明かした。

続けて、番組ディレクターから役者人生何年?と尋ねられた山崎は「え~とねもう50年位。僕、子役上がりなんですよ。10歳11歳頃福岡で始めました」「一番デッカイ作品に出たのは『主演吉永小百合、仲代達也、小林旭、大竹しのぶ、田中健がデビューの作品、映画『青春の門』(1975年)、五木寛之先生原作のあれはやっぱり今だに忘れられない」としみじみと語った。

24歳の時にラジオパーソナリティに大抜擢されて人気番組を5年半担当、人気絶頂期にラジオイベントで“銀之丞BAND”【君がシャイニンオン】のレコード(アルバムジャケットは白黒のロッカーに佇む横顔コート姿)を発売。すると「側で~微笑む君のた~め~♪」一節歌って経歴を紹介した。

また、29歳で長年憧れていた、つかこうへい(劇作家・演出家)の誘いでラジオパーソナリティーを辞め上京したエピソードを告白。つかから「可愛い姉ちゃん東京に沢山いるぞ!楽しいぞ毎日東京に来い!ラジオずっとやってると腰を痛めるぞ!」と誘われ、いざ上京すると「あれ?本当に来たの?」とつかに言われて『これはヤバイ。(ラジオ)辞めちゃったし帰れない…』と思ったそうだが、“部屋もあるし!布団もある!何にも持って来なくて良い”と案内された場所には、布団はたしかにあったが6畳位の1DKに常に他2人いて、毎晩3人で過ごしていたと驚くべき入団秘話を語った。




次に場面は東峰村から新宮町に車中移動、人気ドラマ『ドラゴン桜』では奥田義明校長役を演じたが、主役の阿部寛とはつか代表作の舞台『熱海殺人事件モンテカルロイリュージョン』で28年前にすでに共演。“阿部寛は部長刑事役で山崎は容疑者役、ある瞬間調査室から阿部が居なくなると、全身スパンコールのチャイナドレスピンヒール姿でメイクをした阿部が舞台上に登場してむんずと山崎を抱きしめ熱いキスをする”という、舞台を2年間で何百回とした話を暴露した。

なお、ドラゴン桜では奥田が敵対しているはずの桜木先生に心を許し、一方的に惚れてしまう話だったが、阿部からは「逆パターンだね」と言われた因縁裏話も披露した。

スギちゃんとの交友関係にも驚かされたが、ベテラン山崎の役者人生には数々のまだ語られていない秘話が沢山ありそうだ。これからもちょっとこの気が置けないこの名優には大いに注目していきたい。

(田岡令梛 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

※『ちょっと福岡帰って来ました!』は、福岡ローカルの旅バラエティー番組。今回は“年末スピンオフ企画”で、通常の土曜ではなく日曜放送。レギュラー番組では中央の有名タレント、あるいは俳優2名(時々3名)福岡に招くが年末企画は土地勘のある福岡出身タレントが旅をする。旅ルールはレギュラー番組同様、制限時間9時間以内の日帰り弾丸ツアーで福岡県内の4つの市区町村(福岡市と北九州市は行政区)を巡りながら、与えられた4つのミッションをクリアしていくという番組。

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