「悪い電波を遮断」5G対策アクセ、危険な放射能を帯びていることが判明

近年囁かれている陰謀論の一つに、5G回線にまつわるものがある。

現在普及が進められている5Gは現行の4Gと比べ通信速度や容量が格段に増えるものだが、「比例して電磁波による人体への悪影響が増えているのではないか」と噂されていることから、同じような時期に流行し始めた新型コロナウイルスと関連づけられて様々な陰謀論が産まれた。

「5Gの電波でウイルスが拡散されている」とか「5G技術ががんやその他の病気を引き起こす」といった話を聞いた事がある人も多いのではないだろうか。




そんな「5Gの電波の悪影響から人体を保護する」という驚きのアイテムが海外で発売された。

見た目は表裏に彫刻のなされた黒い円盤形のペンダントで、マイナスの性質を持つ放射線を遮断する「保護力」を持つ「量子ペンダント」という宣伝文句とともに欧州を中心に販売されたという。

しかし、専門期間がこのペンダントを調査した結果、驚くべき正体が明らかになった。

オランダの原子力安全機関である原子力安全・放射線防護局(ANVS)がペンダントを調べた所、なんと長期間の着用で人体の組織やDNAを損傷する可能性があるほどの放射能を有していることが判明。ペンダントの着用を中止するよう発表したのである。なお、同様のペンダントで有害な放射線を発している製品は他にも10点発見された。

ANVSは「電離放射線は組織やDNAを損傷し、例えば皮膚が赤くなるなどの症状を引き起こす可能性があります。これらの製品でが低レベルの放射線のみが測定されていますが、長期間(1年間、1日24時間)着用する人はオランダで適用される皮膚被曝の厳しい制限を超えるレベルの放射線にさらされる可能性があります。電離放射線を浴びると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、放射性物質を含むこれらの消費財は、法律で禁止されています」とし、国民に着用しないよう呼びかけている。

そもそも、超高速のインターネットスピードとより大きなネットワーク容量を実現するために設計された5G技術が人体に与える悪影響はないと、多くの専門機関がお墨付きを与えている。

陰謀論やデマに踊らされた結果、本当に健康を損なうような事態になってしまっては本末転倒と言えるのではないだろうか。

なお、この商品は日本国内の大手通販サイトでも販売されている。購入の際は要注意である。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©F. Muhammad / PIXABAY

 

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