クリスマスの世にも恐ろしい都市伝説

もうすぐクリスマスだが、クリスマスと言えば楽しいイベントだが、実はその裏に世にも恐ろしい都市伝説があることをご存じか?

本格的に冬らしくなってきた時期だが、更に身の毛も凍るようなクリスマスの都市伝説をご紹介しよう。

【新型コロナ「オミクロン」の意味は「ノークリスマス」】

我が国でも新型コロナウイルスの新種変異株「オミクロン株」の感染者が国内で続々と確認されている。そのオミクロンによる第6波が懸念されている中、オミクロン株がクリスマスイベントを妨害するのではないか?という都市伝説が囁やかれている。

COVID-19 Shutdown Signage
COVID-19 Shutdown Signage / chaddavis.photography

英紙「Daily Star」(11月30日付)によると、omicronのアナグラムが「no crimbo」だという。 

crimboはクリスマスを意味する英国のスラングだ。つまり、「no crimbo」=「ノークリスマス」という意味で、今年のクリスマスはオミクロン株にイベントが妨害され、クリスマスがなくなるのではないか、という陰謀論がある。

しかし、この陰謀論はある意味、こじつけのようにもとれる。omicronのつづりのどこにもbの文字はない。一部の陰謀論者の主張によると、オミクロン株に最初につけられた名称が「B.1.1.529」なので、ここから来ているらしい。

実際に世界保健機関(WHO)は今年5月に新種の新型コロナ変異株をオミクロンと命名することを決定していて、由来はギリシア文字だ。




Fire in the Fireplace
Fire in the Fireplace / slgckgc

【クリスマスは悪魔の祭】

古代バビロニアの王で、旧約聖書の「創世記」にも登場するニムロド(ニムロデ)が誕生日は12月25日だといわれる。ニムロドは、神に反逆する目的で、バベルの塔を建築したが、 ニムロドとは、ヘブライ語で「反逆する者」と言う意味だ。

ニムロドは、 実の母であるセミラミスと結婚し、 現世を支配していた神に敵対する背教(悪魔崇拝)を起こし、これを組織化して広めた。しかし、ニムロドはセミラミスより先に亡くなり、ニムロド死亡後にセミラミスはニムロドの霊魂と崇拝する邪教を普及し始めた。

セミラミスは「枯れている木の切り株から、一晩のうちに大きな常緑樹が生えてきた」と主張し、亡くなったニムロドの新しい命がその樹に宿っていて 神の子タンムズとして生まれ変わる、と主張した。

それ以来、ニムロドの誕生日の12月25日には、その常緑樹にニムロドへのプレゼントとして、贈り物をくくりつけるという風習が出来て、これがクリスマスの本当の起源なのだという都市伝説がある。

西洋では、クリスマス・イブには、暖炉の中に大きな薪を燃やし、一晩中、中火を絶やさないようにするという伝統がある。大きな薪は、ニムロド自身を表しており、クリスマス・ツリーは死んだニムロドが生まれ変わるとされている神の子タンムズとして、ニムロドの復活を表しているという。

Image from page 242 of
Image from page 242 of “St. Nicholas [serial]” (1873) / Internet Archive Book Images

【クリスマスに成仏しない霊が訪れる】

古代ローマ人の風習では、12月17~23日にかけて、死を司る神である「土星神サトゥルヌス」を奉る「サトゥルナリア祭」が行われていた。

時期はクリスマスと近いが、実はサトゥルヌスの風貌も、長い髭のある老人であり、サンタクロースに似ている。名前の響きが酷似している点については、指摘するまでもない。また、サトゥルナリア祭でも、ヒイラギ・ヤドリギ・ユールの丸太を使用したり、祝い酒を大杯で飲む慣習があった。つまり死を司る神を奉るサトゥルナリア祭こそが、クリスマスの起源と考えられるのである。

そして、12月24日25日は成仏しない霊を成仏させるという風習があったという。

24日の夜に枕元に靴下を置いておくと、何者か靴下へあの世からの手土産を入れて行くのであるが、その人物や靴下の中身を見てしまったら、あの世に連れて行かれるという。

サンタクロースがクリスマスプレゼントを子供に配るというのは後付けの企業が仕掛けた都市伝説なのである。

Black Peters in the rain
Black Peters in the rain / Branko Collin

【ブラック・サンタクロース】

「ブラック・サンタクロース」は日本の秋田県に存在する神話「なまはげ」伝説と類似している。これも少々強引なこじつけのようにも思えるが、 起源が同じではないか、という都市伝説がある。

「なまはげ」は子供を叱り、脅しにくる神の使いで冬に現れる。ブラックサンタクロースもクリスマスに悪い行いをした子供の所に来て、「悪い事をまだ続けるなら来年ひどい事をするからな!」と脅して、子供の部屋に豚の臓物や血をまき散らして帰って行くのだという。

あるいは子供がすっぽり入るくらいの白い袋を持ってきて、子供をどこかへ連れ去ってしまうこともあるという。




Christmas tree 2010
Christmas tree 2010 / Rexness

【クリスマスツリー】

クリスマスツリーにも恐ろしい都市伝説が存在する。

古来より人々にとって光はとても大切な存在だった。日照時間が短く、暗闇の中で猛獣に襲われる危険が伴う冬の到来は人々にとって恐怖そのものであった。人々は森の精霊たちに祈りを捧げ、速く春が訪れるよう儀式を始めた。

その儀式とは、大きなモミの木に、生け贄となる幼い子供をつるし上げる。そして木を丸ごと燃やしてしまうというもの。

この儀式がのちのクリスマス・ツリーの起源ではないか、という都市伝説がある。

【クリスマスの悲劇】

クリスマスといえば日本ではカップルのイベントというイメージが強いが、カップルに関する都市伝説もある。

あるところに付き合い始めて5年以上になるカップルがいた。関係がマンネリ化して、彼氏の仕事が忙しく、まともに会う時間すら無かく、彼女は不満を感じていた。

そんな中で付き合って5回目のクリスマスを迎えることになるが、彼女の自宅でデートすることになった。彼女はクリスマスプレゼントを買い、1日かけて夕食を作った。

しかし、約束の時間の1時間前、彼氏から「ごめん、仕事で今日は帰れなくなった」という連絡が入った。彼女は落胆したのはいうまでもない。

My Engagement and Wedding Rings
My Engagement and Wedding Rings / slgckgc

早く寝ようと、ドアのカギを掛け、ダイニングの明かりを消した時、家の中で誰かの足音がした。彼女はビックリして、テープルにあったフォークを持った。足音は彼女がいるダイニングに近づいてくる。そして、ドアが少し開いた。彼女は手に持っていたフォークを得体のしれない誰かに突き刺した。

数分後、警察が来てフォークがのどに刺さった男の死亡を確認した。警察官は言った。

「大丈夫、これは正当防衛なのであなたは罪を犯していない」 「ところで、この男は結婚指輪を盗もうとしたのかな?」

なんと、悲しいことに、彼氏は5年目のクリスマスをサプライズで彼女にプロポーズしようとして、結婚指輪を持って来ていたのである。なんとも悲しい都市伝説だ。

いかがだろうか。クリスマスにはこのような恐ろしい都市伝説が伴う。とはいえ、都市伝説の真偽はともかく、クリスマスを大切な人と楽しみ幸せを分かち合うこと自体は素晴らしいことだ。

読者にとって楽しいクリスマスになるよう祈る。

トップ画像©Trevor M / PIXABAY

文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

 

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