
『かまいたちの知らんけど』(毎日放送 木曜23:56)は、関西人が会話の中でよく使うフレーズ「知らんけど」。そんな「知らんけど」が添えられた不確定で曖昧な情報を番組MCのかまいたち(山内健司、濱家隆一)の二人がゲストと一緒に検証する番組である。
12月9日放送のテーマは『餃子の王将が大好きなら、みんなが求める最強プレートが作れる”知らんけど”』。ゲストはアインシュタイン(稲田直樹、河井ゆずる)だった。
今回のルールは
・各ゲームで4人それぞれが好きな3品を選び、4種類の”最強プレート”を作る
・完成したプレートをTwitterアンケートにあげて1位を決める
・最下位の人は、ホッピングを使って即興で面白い芸をする
である。
さて、第1の勝負は・・・≪餃子の王将50種のメニューを選択し、かぶったらドラフト形式のくじ引き≫ゲーム。
勝負中、濱家が、空気階段・鈴木もぐらいわく、「合法の範囲内で1番ヤバい粉は、餃子の王将の『テーブル塩』」であり、濱家も自身も「『テーブル塩』を炒飯に少しかけると一段と美味しい」とコメント。この放送翌日の餃子の王将で、早速試した視聴者も少なくなかったのではないだろうか。
第2の勝負は・・・≪餃子の王将・公式グッズダウト(10個のうち、7個架空グッズが混じる)≫ゲーム。
ここでは山内が、「オセロなんか作っとったらこの会社(餃子の王将)終わりや!」と、暴言を吐きながら別アイテムを指名するも、まさかの正解アイテムが「オセロ(正式名・餃子の王将リバースゲーム※)」に、呆然とする山内。
非常にバツが悪そうに「王将さん、申し訳ありませんでした」と平謝りする山内。一同「最低!」と手を叩きながら大爆笑。ちなみに、残りの正解公式アイテムは「餃子柄時雨兼用折り畳み傘」「ベア(クマのぬいぐるみ・京都限定)」だった。
そして第3の勝負・・・≪炒飯おたまでキャッチバトル≫で勝負。「中華鍋を3回振ってどれだけおたまに入るか、その重さを競う」というルール。
料理が得意な河井・濱家に対し、料理経験が乏しい山内は、「(不平等だから)ハンデが欲しい」とワガママを言いたい放題。
さらに「(スタッフに対して)会議の段階で提案したかった」と、さらに不満タラタラの山内。すると濱家が「(そこまで言ったら)番組の制作批判」「決められた枠の中で(芸人は)面白く出来なあかん!」と、相方らしく山内を諭すも山内の怒りは収まらない。
スタッフに対し、とうとう「ポンコツの集まりめ!!」と、過激発言をする始末。そんな山内に濱家は、どうしようもなくなり椅子に倒れ込む場面も。
そんななかで、各ゲームの勝負結果で完成したものが
【濱家プレート】:「カニ玉」「麻婆豆腐」「餃子」
【山内プレート】:「ビール」「鶏の唐揚」「炒飯」
【稲田プレート】:「ニラ肉炒め」「ライス(中)」「餃子の王将ラーメン」
【河井プレート】:「天津飯」「春巻」「酢豚」
各自プレートを撮影し、早速Twitterアンケートに投稿すると結果、山内プレートが見事1位に輝いた。
「オラァァァ!!」とガッツポーズで喜びを表した山内。ちなみに最下位は稲田。罰ゲームの芸をカメラマンから「10点くらい……」と辛口の採点をうけた稲田、グッタリとうなだれたところで企画は終了。
今回、公式グッズの件で餃子の王将をディスって自爆、冷や汗をかいたり、番組スタッフに暴言を吐いたりと、ある意味散々だった山内。多くの視聴者もそんな山内にハラハラしどおしだったと思うが、最後は見事1位を獲得。
最後に見せた笑顔に一安心はいえ、“終わりよければ全て良し”と言うには程遠いと、少なからず山内に対して感じたのは筆者だけではないはずである。お笑いエンターテイメントとはいえ、今後は悪態を慎んでもらえるようにと期待した放送回だった。
※期間限定品
(香里 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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