視力を失い… 身長2mの死神やバイキングの幻覚を見る男性

イギリスのウェールズ地方カーディフ在住のネイサン・フォイ氏(41歳)はここ数年、奇妙な幻覚に悩まされているという。

彼は先天性緑内障という障害があり、若い頃から限られた視界の中で生活していたという。3年前に彼の視力は突然悪化したのだが、それに伴い「あり得ない光景」が浮かぶようになったというのだ。

例えば死神や今にも襲いかかってこようとするヴァイキング、火を吹きかけてくるドラゴンなど、どう考えても幻覚としか思えない光景が見えてしまうという。

「初めて死神を見たの時はもうすぐハロウィンという時期でした。車の後部座席から何かを取り出そうとしたところ、ドアが消えたかと思うと身長2メートルわー超す大きな死神が立っていたのです。骸骨がおなじみの衣装を身につけていて、本当にびっくりしました。でも、妻は『それを後部座席から降ろして』と言ってきたのです。そして困惑している私を見て『どうしたの?』と聞いてきました」




他にも彼は北欧のヴァイキングが斧を手に襲いかかってくる幻覚などを見たという。これらの幻覚は周囲の音や匂い、さらには温度の変化によって引き起こされるそうだ。

「新しいものを初めて見たときは、息が止まるような感覚になることがよくあるんだ。そういった時は『斧を持った人物が自分を捕まえにくる』幻覚を見てしまう。でもこの幻覚は恐らく昔に見たホラー映画などの記憶か何かから来ていると思います。脳が見えなくなった視界を勝手に解釈して埋めているだけなんです」

フォイ氏の症状はシャルル・ボネ症候群と呼ばれるものらしい。しばらくはかなり不便な生活を送ってきたフォイ氏だが、盲導犬たちと暮らすようになって幻覚に対応できるようになったという。

彼が慣れてきた幻覚のひとつは、「キッチンに火を噴くドラゴンが出る」ものだという。オーブンを開けると熱い空気が漂ってくるが、フォイ氏には「竜の頭が火を吹いている」光景が見えてしまうらしいのだ。どうしても本能的にたじろいでしまうそうだが、「人生が退屈なものではなく、常にエンターテイメントなものになったと考えれば」とポジティブに向き合うようにしているそうだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Ray_Shrewsberry / PIXABAY

 

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