大きな赤い口で全てを飲み込む!?マデイラ川のエイリアン

今から2年前の2019年1月22日、ブラジルのアマゾン川最大の支流であるマデイラ川にて非常に不気味なヒト型クリーチャーを捉えた動画が話題になった。

それは全身が血の気の失せた白い肌をしているヒューマノイドで、頭部に2つの目があり、縦に長い切れ込みのようなものがある。だが、次の瞬間ヒューマノイドの切れ込みが大きく広がる。それは内部にとげが多く生えた肉質の巨大な口だった。

この動画は2019年1月22日にYouTubeユーザーのAlerta Rojaが「Pez Alien Madeira Brasil」というスペイン語のタイトルで公開したものである。同日、Alerta Roja氏はこの動画を自身のTwitterアカウントでも公開し、数千の再生回数と「いいね!」を獲得している。またその翌日にロドリゴ・コントレラス・ロペス氏が同じ内容の動画をFacebookで公開し、ここでも数千の「いいね!」と「シェア」を獲得した。

マデイラ川は確かに南米ブラジルのアマゾン川最大の支流である。このような不気味な生物が本当にアマゾン川で生息していたのだろうか。

視聴者からはこれまで知られていなかった魚ではないかという意見や、その動きから呼吸をしようとしているのではないか、水に戻した方がいいのではないかという意見も寄せられていた。




しかし、このように奇妙な魚やエイリアンがアマゾン川で見つかったという報告はない。そこで、懐疑的な視点を持つ人々が更に動画を調査してみたところ、Facebookページ「Animatronique effets spéciaux」が2019年1月16日に公開した動画が初出であることがわかった。

動画に映っているのは、実は映画用に作成された「アニマトロニクスの特殊効果」の作品だったのだ。Facebookでシェアされた動画では、実際に撮影前の「エイリアン作り」のQuickテストが行われており、動画の最後にはエイリアンの頭部のレプリカが映画製作でどのように使われているのかを見ることもできた。

また、動画に先立つこと1月9日にはFacebookページにて、エイリアンの頭部を作っている写真が何枚か公開されていた。

結局「ブラジルのマデイラ川で発見された奇妙なエイリアンを映した動画」は、特撮のために作られた装置という事実を伏せた状態で公開されたため、様々な憶測を呼んで話題になったものと思われている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Animatronique effets spéciaux / Facebook

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る