世界ふしぎ発見!日本にも存在するストーンサークルとその意味が凄い

『日立 世界・ふしぎ発見!』(TBS系列毎週土曜日21時から)11月20日(土)放送回で、ミステリーハンター初挑戦の縄文好きを公言している俳優の井浦新(47)が国内最大級の縄文集落跡、青森・三内丸山遺跡などでロケを敢行した。

今年、世界遺産登録された17の縄文遺跡うち、ストーンサークルが存在するのが、「大船遺跡(北海道)」「御所野遺跡(岩手県)「小牧野遺跡(青森県)」「大森勝山遺跡 (青森県)」などである。

そして、中でも大注目なのが、(北海道・北東北)秋田県鹿角市大湯地区の高台にある縄文後期の遺跡「大湯(おおゆ)環状列石」だ。

イギリスの世界遺産ストーンヘンジとほぼ同時代に作られ、両方とも周りに人が暮らした痕跡がなく、円形の石のモニュメントが残る不思議な共通項がある。

セインズベリー日本藝術研究所、内山純蔵氏(昨年までイギリスで研究していた考古学者)は

「ストーンサークルは三内丸山遺跡以降に作られた遺跡である。三内丸山遺跡は家もある広場もあるお祭り場墓場やタワーもあるものが一箇所に集まる大都会の遺跡。4000年~4500年前に気候が寒くなったり、乾燥化したり気候変動の後、大都会の時代の終わりを告げて皆がバラバラになっていくと人口も減少、そういう中で人と人とを繋ぐ場としてストーンサークルが出来たと考えられる」

と述べた。




そのように再会が出来る宴の場としても機能していたと説明。また、サークルの周辺にお墓の跡が見つかっており、先祖を崇めたり葬儀をする場でもあり、更に山内氏は想像を膨らませて考えると、「出会いの場」として合同のお見合い場でもあったのではと、可能性を秘めた。

それを裏付けるものが北海道~関東地方までの違うスタイルの土器土偶、石斧が集結し出土している事から、色んな場所から人が集まっていた証拠であると述べた。これらの事がストーンヘンジでも行われていた。

この「大湯環状列石」は2つ(【万座環状列石】【野中堂環状列石】)で1つの機能を果たす珍しいストーンサークルである。お互いの中心線を結ぶ線に冬至の日の出と夏至の日の入りの太陽の動きに合わせて作られている。古代のカレンダーと考えられストーンヘンジにおいても、ヒールストーンを太陽の光が通る夏至祭が行われている。

日本は全国に180か所も有する、ストーンサークル大国である。

山梨県立考古博物館には、多数の土器土偶が保管されている。中でも「深鉢型土器人面装飾(紀元前3000~2000年頃)」は土器に人面が器の縁上に装飾され、更に土器側面の中央にある丸の形がある。そこには縄文人が想い入れた意志がみられるという。




別の土器に長野県伊那市の月見松遺跡に出土した土器が同じような形をしており、先程と同様の丸の中にポツと点がみられ、また別の土器には丸の中に人の顔が見られ、更に別の土器には丸から顔が飛び出していると言う土器を各々紹介した。

この土器は出産を表しているといい「出産文土器」と言われている。

乳幼児の死亡率が高い社会で生まれてくる瞬間がシンボリックに捉えられており、文字がなく語り継ぐ文化の中で、土器に残していく、子孫に語り継ぐと言う役割を土器がしていたというのだ。

時を経て、私達は遺跡を通じて縄文人と対面出来ており、彼らの精神社会が土器に反映されている所がまた面白い所であり、わからない所もあるからこそ興味を惹くのであろう。

重要文化財「大型板状土偶(紀元前3000年頃)」は逆三角形の顔の形をし口をあけ、阿鼻叫喚の表情をし、上半身には丸の女性の胸と思われる形をした土偶である。

一説には出産の苦しみを表していると言われている。

土偶には様々な表情があるが、作り手がどんな思いで何を伝えたいのか、大昔の人が時を経て現代の私達に伝えたい事は何かを想像して、科学が進歩し暮らしが豊かになった現代に投げかけているものを考える機会になればと思う。

(田岡令梛 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©旅かじり photoAC

 

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