国立公園に残された「絵の描かれた石」を巡って起きた奇妙な議論

アメリカ・ニューメキシコ州グアダルーペ山脈には、カールズバッド洞窟群国立公園という巨大な洞窟公園が存在している。ペルム紀の化石礁のあるカールズバッド洞窟を初めとする83の洞窟を保存するために設立された国定公園である。

カールズバッド洞窟群国立公園がSNS上である呼び掛けを行って注目を集めている。国立公園は15日、公式Facebookにて何者かの手によって置かれた花と「Be Happy」という文字が描かれた石の写真を公開、「観光客に絵を描いた石を放置する」のをやめるように呼びかけた。

この石は公園側のレンジャーがスローター・キャニオンをハイキングしているときに偶然見つけたものであるという。一見ハンドメイドの可愛らしい記念品のように思えるが、公園側はこの石と作成者を称賛するのではなく、次のように注意喚起を行った。

「見知らぬ人に発見してもらうためにペイントされた石を残しておくのは楽しいかもしれませんが、国立公園内としては適切ではありません」




公園側は、公園内の石にペイントしたものであった場合は破壊行為にあたる可能性が、もし外部から持ち込まれて放置されたものであればポイ捨てにあたるという見解をしめしている。そのため、公園側は「ゴミなどを残さないよう、公有地への影響を最小限にしてください」という呼びかけで投稿を締めくくっている。

だが、この奇妙にも思える投稿はSNS上で大きな反響を呼んだ。「痕跡を残さないで」という公園側に賛同する人もいれば、洞窟に置かれた石を賛美する人、そんな石をゴミに例える公園側に対して「空気が読めていない」と批判する声まで出てきたのである。

とは言え、貴重な自然遺産の保護を考えると、厳しすぎるくらいで丁度良いのではないだろうか。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Carlsbad Caverns National Park / Facebook

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る