世界初のアブダクション事件、ヒル夫妻宇宙人拉致事件から60年

今から60年前の1961年、世界で初めて宇宙人による拉致事件が報告された。俗にヒル夫妻誘拐事件と呼ばれる事件が発生した。

今でこそ度々UFOや宇宙人を目撃した人の体験談として聞かれるアブダクションだが、これらの体験談の嚆矢となったこの事件は60年経った今でも研究者によって議論がなされている。

1961年9月19日、ニューハンプシャー州ポーツマスに住むベティとバーニー・ヒルの夫妻は、休暇で訪れていたナイアガラの滝からの帰宅中に異変に遭遇した。その日の夜10時30分頃、妻のベティは空に奇妙な明るい光を見つけた。

それは走っているうちに大きさが変わったり、不規則に動いたりしたため、二人は道端に車を停めて双眼鏡で空を観察することにした。夫のバーニーは最初は旅客機だと思っていたが、光が急に方向を変えたため絶対に飛行機ではないと判断したという。その後、夫妻は車に戻って帰路についた。

だが、人里離れた田舎道を走っている彼らの車を追いかけるように奇妙な物体が飛来、その物体は彼らの車に不穏なほど接近し、夫妻の車に向かって降りてきたので、バーニーは衝突を避けるためにブレーキを踏まざるを得なかった。再度夫妻が双眼鏡を持って車から降りたとき、確かに車の中から何人もの「人型の人物」が自分たちの様子を伺っているのを見た。後にバーニーは、その人々は黒い制服と帽子をかぶっていたと証言している。




怖くなった夫妻は車に戻って逃げようとしたが、謎の物体はピーピー、ブーンと奇妙な音を立てながら車の真上に位置取って浮遊していた。だが、そこで夫妻の記憶は途切れた。気がつくと35マイルほど先に進んでおり、ようやく家にたどり着いた車には奇妙な跡がついていたり、夫妻の着ていた服が傷んでいたりと、自分たちに何かが起こったことを示す物理的な痕跡がいくつか残っていた。

しかし自分たちの身に何が起きたのか、二人は思い出すことはできなかった。その後、退行催眠で夫妻は共に宇宙人の宇宙船に乗せられたことや、健康診断を受けたことをようやく思い出したのだ。

これが有名なヒル夫妻事件の一部始終である。

にわかには信じがたいこの話はメディアだけでなく、著名な科学者や心理学者にも注目されることになった。ヒル夫妻は本当に別の世界から来た地球外生命体に誘拐されたのか、それとも何か別の現象が二人を襲ったのか。

現在では長期の運転でハイウェイ・ヒプノシスが生じたのではないかという仮説が出ているが、実際のところ結論は出ていない。しかし60年経った現在でも、世界初のアブダクションの事例としてこの事件は多くの人を魅了し続けているのである。

The Truth About Betty Hill’s UFO Star Map | UFO: The Lost Evidence

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©ウィキペディアより引用

 

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