4歳で霊感に目覚め「魔女団」を運営する魔女、いったい何を語った?

魔女と言われると、我々には黒くて大きな三角帽子をかぶって箒にまたがる姿を想像しがちだが、欧米では今も魔女を生業とする人々が実際に存在している。

そんな現役の魔女の一人であるシェリー・メイズさんが地元メディアのLincolnshire Liveのインタビューに答えて注目を集めている。

リンカンシャー出身で現在53歳のメイズさんは、4歳の頃から幽霊を見る事が出来たと言う。ある時、高い所から靴を落としてしまったところ、下には誰もいないのに何者かが靴を投げ返してきたという。彼女は「幽霊の友達」がいたのではないかと語っている。

「私は8歳か9歳の時に初めてタロットカードを手にしましたが、すぐにカードの意味が分かりました。手相の読み方も知っていたし、水晶玉を覗いてそこにあるものを見る方法も知っていました私はいつも自分の居場所がない、違う時代に生まれていればよかったと感じていました」

彼女は現在ホーンキャッスルで自分の魔術店を経営していて、大釜、水晶、ハーブ、ジュエリーなど、魔術に関するあらゆるものを販売している。また、そこで霊媒師や占い師として働く他の女性たちと「コヴェン」という魔女のグループを作っているそうだ。

基本的には彼女の店は占いのあるギフトショップ的な店舗だが、この店に対する地元の反応は様々だ。多くの人は普通に受け入れてくれているそうだが、信心深い人の中には店の前を通りたくない、魔女たちと関わりたくないという人もいるという。

「だからこそ、地元の教会の牧師さんが来て、私たちに自己紹介してくれたのは本当に嬉しかったです」とメイズさんは語る。

「お客様は皆、緊張した面持ちで来店されます。でも、私たちに会って、私たちがごく普通の人間だということがわかると、ここに来るのはとてもいいことだと思ってくださるんです」




メイズさんは、魔術の基本的な考え方として「自分の欲しいものを実現すること、未来を見て自分の欲しいものを見つけること、そして宇宙が望む方法でそれを実現すること」を挙げている。その上で、自身のライフスタイルを「風変わりで折衷的」なものと語っている。

なお、メイズさんの家族は彼女の仕事内容についてとても協力的だそうだが、「すべての人が魔術を理解したり興味を持ったりするわけではないことを理解している」とも語っている。

魔女という職業はやはり大変なようだ。

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©kalhh PIXABAY

 

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