スコットランドで最も呪われているパブ

アトラスでも度々紹介しているが、イギリスでは「昔から幽霊が住み着いている」ことで有名な店は多く、その事実を売りにしている所もある。

スコットランドはエディンバラのニドリー通りに建つ「バンシー・ラビリンス(Banshee Labyrinth)」は幽霊パブの典型的な例だ。古風な外見のこのパブで働く人々や常連客らは、グラスが部屋中に投げ出されたり、真夜中に不気味な音が廊下で聞こえるなどのあらゆる超常現象を体験しているという。

なぜこの店で様々な霊現象が報告されているのか。有名な逸話が改装工事の最中に起こった出来事だ。作業員の一人が「建物の中で泣いている女性を見た」と報告してきたため、ある男性が様子を見に行くことにした。

確かにそこには俯いて泣いている女性がいたのだが、顔は生きた人間のそれではなかった。青白い肌と空っぽの眼窩をした女性は、次の瞬間つんざくような悲鳴を上げた。男性は恐怖のあまり逃げ出してしまったという。




だが、その数分後に男性の元に「家族が亡くなった」という電話がかかってきたという。この事件は現地で昔から知られている、泣き叫びながら人の死を知らせるという妖精バンシーの逸話そのものであった。

この事件をきっかけに、パブのオーナーは店名を「バンシー・ラビリンス」に変えたという。また、この店は「エディンバラの地下金庫」と呼ばれている18世紀に造られた大規模な地下倉庫の一部と繋がる形で建てられているそう。

この地下通路はかつては泥棒や殺人者、さらには魔女狩りから逃れた人々など、あらゆる人々が出入りしていたそうで、現在パブに出没する霊は魔女の罪を不当に着せられ、訴え出ることも逃げることもできずに死刑にされた女性たちの霊であると信じられているそうだ。

Tales From The Banshee Labyrinth

(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Yazzie grieves / YouTube

 

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