
ハロウィンを前に、メキシコにて洒落にならない事件が発生して注目を集めている。
メキシコのある女性が、近所の人を怖がらせるために幽霊の格好をしたところ、特に怖がっていた人になんと射殺されてしまうという事件が起きたのだ。
この不幸な事件は、22日金曜日の夕方、ナウカルパン・デ・フアレス市で発生した。被害者の女性は、近年目撃例も増えている地元の女妖怪として知られる「ラ・ルロナ」の扮装をして街を歩くことにした。
彼女は白いガウンとベールを身にまとい、「泣き叫ぶ幽霊」と呼ばれるラ・ルロナの伝説そのままに、亡くなった子供たちのことを嘆きながら近所を歩き回ってみせた。
しかし、彼女が演じたラ・ルロナがあまりにも真に迫っていたためか、ある住民は彼女を「本物の幽霊」と思い込み、何度も発砲して彼女を殺害してしまったのである。
犯人は「幽霊を撃退」した後に現場から逃走したとみられており、警察はこの事件の捜査を開始している。
ラ・ルロナの伝説は子供たちが夜に外に出ないように躾るために使われる比較的ポピュラーな妖怪だ。そのため、彼女意外にもハロウィンの仮装に選ばれることも少なくない。
ハロウィン当日が迫る現在、今回の事件は仮装していたずらをしようとしている人たちにとって、注意すべきものになりそうだ。
5 SCARIEST Times “La Llorona” Was Caught On TAPE (The Weeping Woman)
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像 La Llorona / berenicegg