人間のような足跡は600万年以上前のものである可能性がある…

現在のクレタ島からは人類の祖先が残したとみられる足跡化石「トラキロスの足跡」が発見されている。だが、最新の研究の結果、この足跡がこれまで考えられていたよりもずっと古いものである可能性があるという。

「トラキロスの足跡」は、2002年に古生物学者のジェラルド・ギアリンスキーがクレタ島のトラキロス近くの海岸で発見したもので、地中海が一時的に干上がって堆積物が露出していた時代に初期の人類に近い種が残したものとこれまで考えられていた。

当初、この足跡は570万年前のものとされていたのだが、改めて年代測定を行ったところ実際にはさらに古い605万年前のものである可能性が示唆されたという。

もし、この発見が事実であれば、人類の初期進化に関する現在の前提が覆ることになるという。




この足跡が何者によって残されたものなのかについては長い間議論されてきたが、初期人類の祖先である類人猿グレコピテクス・フレイベルギ(Graecopithecus freyberg)が有力な候補とされている。570万年前のものとはいえ、有名な化石標本「ルーシー」が属するアウストラロピテクス・アファレンシスより200万年以上も前のものとなる。

生物人類学者のIsrael Hershkovitz氏は「これらは非常に興味深いものであり、(後期中新世の)気候条件がはるかに良好であったことを証明していますが、直接的にも間接的にも人類の進化とは関係がないと思います」と述べている。

しかし、一部の研究者は、この指紋が初期の人類のものであるという考えに疑問を呈しており、ヨーロッパに生息していた後期猿人の種によるものという見解を示している。現状では人類の祖先が残したものであることに加えて、これまで考えられていたよりも30万年も古いものであるかもしれないという仮説については現状は玉虫色のようだ。

5700万年前の足跡が発見されました–そしてそれは物議を醸すように人類の歴史を書き換える可能性があります

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©LET ME KNOW / YouTube

 

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