穏やかな草食生物、実は立派な捕食者だった!?ゾウガメの新事実

2020年の夏、約3000匹のカメが生息する高級リゾート地のセーシェル諸島フレガテ島で、1匹のゾウガメ(Aldabrachelys gigantea)がアジサシのヒナを襲い、食べてしまう様子がカメラに収められて注目を集めた。

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体重417kg、体長1.3mにもなるゾウガメは、これまで基本的に草食であり、他の生物を攻撃したりはしない穏やかな生物だと考えられてきた。しかしセーシェル諸島のゾウガメを研究している研究者たちは、これまで「優しい巨人」と呼ばれてきた爬虫類に対する我々の認識が変わることになるかもしれない衝撃的な発見をしたと発表した。

昨年、世界中で衝撃をもって迎えられた「小鳥を食べるゾウガメ」の映像だったが、調査の結果同島に生息する他のゾウガメも同様の行動をとることが確認されたのだ。




少なくともこれまではゾウガメはすべて草食生物であり、カルシウム等の足りない栄養分を補うために腐肉や骨、貝殻を稀に口にするのみと考えられていただけに、今回の発見は非常に注目に値する。ましてや獲物を積極的に狩って殺す姿が確認されたのは、どの種のゾウガメでも初めてのことだ。

ケンブリッジ大学のJustin Gerlach博士は、「これは全く予想外の行動で、野生のカメではこれまでに見たことがありません。フレガート島ではアジサシとゾウガメが共存していることが珍しくなっていますが、今回の観察結果は生態系が回復したときに、種間のまったく予期しない相互作用が現れることを示しています」と述べている。

Giant tortoise hunts, kills and eats seabird in never-before-seen attack

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Aldabra giant tortoise / silent factory

 

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