執念の結末 ついに「ゾディアック事件」の犯人を突き止めたか

アメリカで有名な未解決殺人事件の一つが「ゾディアック事件」だ。

1960~1970年代にかけてカリフォルニア州北部で発生、住民を恐怖に陥れた連続殺人事件で、サンフランシスコのベイエリアでは少なくとも5件の殺人と数件の殺人未遂が行われたとみられている。奇妙な暗号や犯行声明を残し、今もなお犯人が判明していない「ゾディアック事件」だが、ある調査グループが犯人の正体を突き止めたと発表した。

プレスリリースによると、『The Case Breakers』と呼ばれる元警察官で構成された調査チームが独自に捜査を行った結果、2018年に亡くなったゲイリー・フランシス・ポステ(Gary Francis Poste)という名前の男性であることを示す「新しい物理的・科学的証拠を回収した」とのいう。

チームのメンバーの一人が「反論の余地がない」と称した特定の手掛かりは容疑者の額に独特の傷跡があったことで、これが偶然にもゾディアック事件の犯人を目撃した4人の証言内容と一致しているという。また、1980年に撮影された自撮り写真には、ゾディアックのフードを被った人物の影も写っているという。

証拠は他にもあり、The Case Breakersは「アウトローからゾディアックの内部告発者になった」と称される人物とつながりを持っている、とコメント。問題の人物は、ポステが殺人に使用した凶器を埋めるのを自ら目撃したと言い、その超有力な証拠となりうる場所をThe Case Breakers側に提供している。

また、ポステの元義理の娘や1970年代にポステに子守をしてもらっていた女性が、最近になって彼の妻から「ポステが実はゾディアック事件の犯人だった」ことを明かされたという証言も得ているという。

果たして彼らの捜査結果は正しかったのか。




この事件の捜査を担当しているFBIおよび関連する法執行団体はThe Case Breakersが提出した調査結果に対してまだ回答はしていない。しかしThe Case Breakers側はポステのDNAを、ゾディアック事件の犠牲者とされるチェリ・ジョー・ベイツの犯行現場で採取されたものと比較すれば一致すると考えている。

もし一致したならば、その事件とゾディアックの連続殺人事件とを結びつける状況証拠が得られるため、一連の殺人事件の背後にポステがいたことを証明できると主張している。

The Case Breakers側は今回の結論に自信を持っているようだが、ゾディアック事件の犯人はこれまでも有力な容疑者が出ては否定され、消えていったため、あまり期待はかけすぎない方がいいかもしれない。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

 

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