
リトアニア在住のある男性の胃から約1キロもの金属が出てきた、という驚きのニュースが報じられた。
発端はとある男性が腹痛を訴え、病院に行った所から始まる。医師が体内の様子を調べるために胃のレントゲン撮影を行った所、なんと男性の胃にはネジやボルト、釘やナイフなど、驚くほど沢山の金属類が入っている事が明らかになったのである。
その重さは実に900グラム。金属片の中には10センチ以上の長さがあるものもあり、どうやって飲み込んだのか医師も首をひねるほどだったという。
そして、男性の治療はクライペダ大学病院にて行われ、X線撮影しながら3時間かけて全ての金属を取り除く事に成功した。
しかし、男性の胃になぜ大量の金属が入ってしまったのか。男性によれば、約1ヶ月前から禁酒をはじめたところ、ある日、突然、目の前にあった小さな金属の物体を食べたくなったというのだ。その後、小さな釘やコインを飲み込むようになり、最終的には手術に至るまでになったようだ。
男性が金属を食べようとしたのは、恐らくアルコールの禁断症状による心理的な理由からだという。現在男性は病院で経過観察中であり、医師は手術後の回復状況を確認しながら彼の強迫観念についても解消していければ、と考えているそうだ。
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©Jan Jakubowski PIXABAY