ストーンヘンジが60年ぶりに修復 記念に新たなコインのデザインに

世界の七不思議の一つにも数えられているイギリスの巨石遺跡、ストーンヘンジ。このストーンヘンジを形成する石のひび割れや穴が、60年以上ぶりに修復されることになった。

レーザースキャンの結果、リンテル(2つの支柱の上に水平に渡されたブロックのこと)や目地、縦の石とのバランスをとるコンクリートモルタルが浸食されていることが判明したため、今回の修復作業が行われる運びとなった。

専門の保存修復師が2週間かけて作業を行う予定で、作業員が石の上部に到達できるように足場が設置され、劣化したコンクリートモルタルを石灰モルタルに交換していくという。

シニア・キュレーターのヘザー・セバイア氏は次のように述べている。

「ストーンヘンジは4.5千年もの間、風雨にさらされてきたことで、石の表面にはひびや穴ができています。今回の重要な作業によって、ストーンヘンジを特徴づける構造や特徴を守ることができるでしょう」




なお、修復作業の開始を記念して、イングリッシュ・ヘリテージ財団はある男性を招待した。その男性は現在71歳のリチャード・ウッドマン・ベイリー氏。彼は1950年代の8歳の時、修復作業現場を訪れた際にリンテルの下に1958年の50セント硬貨を入れた人物だった。

今回の修復で、同団体は英国王立造幣局と協力して2021年の特別記念コインを製作し、リンテルを固定する新しいモルタルに埋め込むことができるようにしました。

この記念コインについて、英国王立造幣局のコレクター・サービス・ディレクターであるレベッカ・モーガンは次のように述べる。

「私たちは、リチャードさんを王立造幣局にお招きして、歴史に残る自分のコインを鋳造していただくことができ、大変嬉しく思っています。この古代遺跡に敬意を表して、ブリタニアをモチーフにした2021年の日付の2ポンド銀貨を鋳造しました。この英国のシンボルは、2,000年前に初めて英国のコインに登場し、何世紀にもわたってストーンヘンジを訪れる人々に持ち歩かれてきました。これこそがコインを集める喜びであり、コインは世代をつなぐ物語を語ってくれるのです」

Stonehenge Gets a Facelift

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Belinda Jeppesen PIXABAY

 

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