《驚きの新説》「ペンギンは金星から来た宇宙人」!?

9月15日、驚きのニュースがネット上を駆け巡った。それは「ペンギンは金星から来た宇宙人だった!?」というものである!

イギリスのフォークランド諸島に生息するジェンツーペンギンの糞を分析したところ、ホスフィンという化学物質が検出されたという。ロンドンのインペリアル・カレッジのデイヴ・クレメンツ博士は「ホスフィンが検出された事実は間違いありませんが、ペンギンの体内で生成された過程は解りません」と述べる。

ホスフィン(リン化水素)は2020年の9月14日、金星の大気ガスの層から検出されたことでも話題になった。金星表面を覆う雲は強酸性でホスフィンを即座に破壊することから、金星にはホスフィンを生み出している「変則的かつ未解明の科学現象」が存在することが示されたとして注目を集めたのだ。

そんなホスフィンガスがペンギンの糞から出てきたという事で、「ペンギンは金星からやってきた生命体だった!?」という話になったようだ。




だが勿論、これには多くの人からツッコミが寄せられていた。そもそもホスフィンガスは嫌気性バクテリアやアナグマの内臓など、生物由来のものであり地球上であれば様々な場所から検出されるものだ。金星という生命が生息するには厳しい環境で検出されたため話題になったのであり、「ホスフィンが検出される=金星の生命」とするには因果関係が逆ではないか、と指摘されている。

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なお、アトラスでも過去に紹介しているが、金星で検出されたホスフィンは金星の大気にありふれた二酸化硫黄や、火山活動によって放出された成分であるという可能性が高いという結果が出ている(※金星には本当に生命があるのか!?検出されたホスフィンに待った)。

前述のクレメンツ博士も「バクテリアに対する防御もしくはシグナルに関係している可能性がある」として、ペンギンたちの生態からホスフィンが生成される過程について探っていくとしている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©wasi1370 PIXABAY

 

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