
オーストラリアにて、アヒルのきわめて珍しい行動が確認、記録されて話題になっている。
オーストリアのキャンベラ近郊ティドビンビラ自然保護区に生息するニオイガモが、人間の言葉を正確に真似している様子が記録されて注目を集めている。
地元ではこのカモは「リッパー」と呼ばれていて、動画には「you bloody fool!(おバカさん)」という言葉を発していることが記録されている。この記録は今から30年前に録音されたものだったが、最近になって再び注目を集めている。
Talking duck in Australia can say ‘you bloody fool’ after learning to imitate human speech
この種類のアヒルはドアを閉める音や他の種類のカモの鳴き声など、他の音を真似ることが知られている。そのため、この「しゃべるアヒル」も保護区の管理人が日常的に言っていた言葉を真似していたのだろうと考えられている。
鳴き声や人の声を完璧に真似る鳥は他にもいるが、アヒルで確認されたのはこれが初めてである。今回の発見はアヒルがこの能力を独自に進化させたことを示唆しているという。
我々がまだ知らない生物の生態はまだまだ多いのかもしれない。
(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©ウィキペディアより CC BY 2.0