
人面犬や人面魚。人の顔をした奇妙な生物の名前を誰しも聞いた事があるのではないだろうか。
人面犬は『妖怪ウォッチ』などにも登場し、オカルトやUMAに興味のない人でも知っている国民的都市伝説ではあるし、ATLASでも何度か紹介している。
一方、人面魚も90年代にテレビや雑誌などで大々的に報じられ一大ブームを巻き起こし、『シーマン』という独特の気持ち悪さとシュールさ満載の人面魚育成ゲームまで登場した。
だが、こうした別の生物の顔を持つ異形の生物に近年新たな変化が起こっている。
それが『犬面生物』である。
本来、犬ではない生物が犬の様な顔をしているのである。今回はそんな奇妙な生物の目撃例を2件紹介しようと思う。
まず1つ目は犬面魚である。こちらは筆者の友人が東京、日本橋にある『アートアクアリウムミュージアム』に赴いた際に発見したのだという。
ここで展示されていた金魚の中に犬面魚がいたのだという。提供して頂いた写真を見ると確かに普通の金魚とは違う面構えをしており、犬らしい黒い鼻(?)のような部分も確認できる。この犬面魚の顔は犬の中でもパグに似ているようにも見えてブサかわいいといったところだろうか。
だが、金魚は変異種なども多く、こうした顔の金魚が現れるのもありえなくはないのかもしれない。
しかし、2件目の目撃情報はまさに新UMAと呼べる衝撃ニュースだ。
その名も『犬面人』である。
この情報はUMA研究家の中沢健氏の運営するYouTubeチャンネル『中沢健のUMA・オカルトチャンネル』に一般視聴者から寄せられた情報である。
目撃されたのは奈良県奈良市。主な特徴として頭は小顔丸顔の丸坊主。細身の長身で、首や手足が長いスタイル抜群の男性なのだが、顔がなぜかパグ犬。投稿者曰く人間の耳が頭の側面についてることを除けば、パグ以外の何者でもない程だったのだという。さらに奇怪さはそれだけでなく、なんとそのパグ顔の男性は、犬を散歩させていたのだ。それもあろうことかパグ。
画像©Oleg Mityukhin PIXABAY
読者の皆様は想像できるだろうか?
長身で二足歩行のパグが、小柄で四足歩行のパグを連れて歩いているのだ。犬面人の存在そのものも怪異なのだが、その散歩風景も正に怪異以外の何物でもない。
それ以降投稿者は犬面人に再会する事は出来なかった様だが、似ているとかのレベルではなく、顔がパグそのものだったらしく、数年経った今でも鮮明に覚えているのだという。
この2件の目撃情報には犬の顔をした生物ということだけでなく、その犬種が「パグ」という事も共通している事はとても偶然とは思えない。
もしかしたら日本でパグ顔の奇妙な生物が今、大量発生しているのかもしれない。ATLAS読者の中で、もしパグに似た顔を持つ異形の生物を目撃したことがある方がいたら、是非ともご連絡頂きたい。
關紅洋(取材協力・中沢健)