銀河系内を高速で移動する、変わった「褐色矮星」が観測された

天文学者たちから、「アクシデント」と呼ばれる天の川銀河に存在する特殊な天体の詳細な姿を初めて明らかにして注目を集めている。

NASAのNEOWISE(Near-Earth Object Wide-Field Infrared Survey Explorer)望遠鏡によって発見されたこの天体は、恒星でもなく、惑星でもない。木星の直径の約80倍もの大きさがありながら、質量が太陽よりもはるかに小さいという「褐色矮星」と呼ばれる種類の天体だ。

褐色矮星は、最初は普通の星であっても、その質量のために核融合を維持することができず、数十億年かけて薄暗くなって消えていくと考えられている。

しかし今回発表された例は、褐色矮星としては非常に珍しいものだった。




この天体は、若い褐色矮星と古い褐色矮星の両方の特徴を持っていることから「アクシデント」と呼ばれている。

研究代表者のDavy Kirkpatrick氏は、

「この天体は、私たちの予想を裏切りました。この天体をさらに詳しく調べてみると、典型的な褐色矮星よりもはるかに速い速度で動いていることがわかりました。これは、この天体が何十億年もの間、銀河系内を飛び回っていた可能性を示唆しています。また、この天体の大気には不思議なことにメタンが含まれておらず、これまで研究されてきた他の褐色矮星の2倍の年齢である可能性を示しています」

と述べる。また共同研究者のフェデリコ・マロッコ氏は

「これほど古い褐色矮星が、天の川銀河で見つかるとは驚きです。これほど古い褐色矮星が存在することは予想されていましたが、信じられないほど稀であることも予想されていました。この天体を太陽系のすぐ近くで見つけられたのは、幸運な偶然かもしれません。この事実は褐色矮星が私たちが考えていたよりも一般的であることを物語っています」

と語っている。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Live Science / Twitter

 

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