70年もの間忘れ去られていた、イラク王の不気味な邸宅

イングランドのサリー州には、イラクの元国王が住んでいた邸宅が70年手つかずのまま残されている。

ヒースロー空港からわずか数分、静かなスタンウェルの村の近くに秘密の荘園(しょうえん)「スタンウェル・プレイス」がある。地元の人でも殆どその存在が知られていないこの土地は、イラクのファイサル国王の所有するものだった。

スタンウェル・プレイスは、300エーカーの広大な敷地に小作人の農場、周辺の公園に250年前に建てられた邸宅がある場所だ。現在は蔦や芝草ですっかり覆われているが、第二次世界大戦中はイギリス軍の非常に重要な拠点となっていた。

そして戦後まもなく、非常に影響力のある家主に買い取られた。その人物こそがイラク王室の一員であるファイサル2世であった。彼は13歳という若さでこの邸宅の主人となったのだが、それはこの若き王が近くのハロー・スクールに通って学ぶためであった。


画像©ウィキペディアより引用




彼の父であるイラク国王はよくイギリス訪問を行っており、地元の人々はイラクの王族と楽しい思い出をたくさん作っていたという。しかし、ファイサル王は1958年にイラクで起きたクーデターで暗殺。1960年代にはファイサル2世もこの地を去ってしまった。

その後、スタンウェル・プレイスは管理する人がいなくなり、すっかり荒れ果ててしまったため砂利採取会社に売却されたという。不幸から70年の時が過ぎた現在、この家は一般に開放されている。70年もの長きにわたって手つかずのままであるが、多くの人がこの場所を訪れ、18世紀に建てられた建物の名残を見たり、古いゲートハウスを借りて宿泊したりすることができるそうだ。

ABANDONED MILLIONAIRE’S MANSION, ENGLAND

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Hell on Earth / YouTube

 

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