【後編】撃沈?呪い?バミューダトライアングル、消えたUSSサイクロプス号

(前編から続く)

50人以上の乗組員が船長に対する嘆願書に署名し、船上での飲酒を非難し、アメリカへの忠誠心を疑問視していた。

そんな最中にサイクロプス号の消失事件が起きたのである。そのため、船長が寝返ってドイツ海軍に船を引き渡したのでは、あるいはわざと海に沈めたのではないかという噂が流れたそうだ。

また、単純かつ現実的なものでドイツの潜水艦Uボートによって沈められたのではないかという説もあった。当時カリブ海は連合国にとって食料や物資を供給する重要な地域であり、Uボートの活動も活発であった。

だが戦後になって、ドイツ軍は当時この地域で船を沈めたという記録はないと語っている。また、前述した通りサイクロプス号が残した無線は「何の異常もない」事を示す内容であり、緊急無線は発されていなかったのだ。




もし船が遭難したり、撃沈された場合はその船のものであろう破片が見つかったり、軽い木製のバケツやコルク製の救命胴衣がどこかに漂着することもある。しかしサイクロプス号は大規模な捜索が行われたにもかかわらず、まるで巨大な海の怪物が人もろとも掴んで海の底に送り込んだかのように、忽然と姿を消してしまったのだ。

他にも輸送していたマンガン鉱石の過積載により、回頭時にバランスを崩して沈没したのではないか、という説もあったようだ。

他方で、少し奇妙な話として、この船は呪われていた?という話がある。


画像©ウィキペディアより引用

この船には3隻の姉妹船があった。海軍が売却したUSSプロテウス号は、1941年に50人を乗せてカリブ海で跡形もなく沈没。この船はサイクロプス号同様に今も発見されていない。その数日後、同じく売却されたUSSネレウス号が、サイクロプス号と全く同じ航路を航行、バミューダトライアングルで跡形もなく姿を消してしまっている。

3隻目のUSSジュピター号は空母に改造され、1942年に日本軍の爆撃を5回受け、16名の乗組員が亡くなった。その後、生存者のほとんどは別の船、USSペコセ号に移されたのだが、これも後に爆撃を受けて沈没、生存者も攻撃を受けて死亡している。


画像©ウィキペディアより引用

多くの被害者を出した姉妹艦たちともども、多くの犠牲者が出てしまっていたのである。サイクロプス号と姉妹艦は、何か呪われでもしていたのだろうか。

いずれにせよ、サイクロプス号失踪の謎は今も明らかになってはいない。

バミューダトライアングルの致命的な秘密の謎:海軍艦艇USSサイクロプスに何が起こったのか?

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

トップ画像©ウィキペディアより引用

 

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