「魔術」に関する国連決議が可決

魔法や魔術というとファンタジーの世界の産物のように感じる人が多いだろうが、世界に目を向けると現代でも信じられている国が存在する。

アフリカ諸国などはその最たるものだ。

先日、国連人権理事会(UNHRC)がそんな「魔術や儀式による攻撃」の告発に関連する有害な慣行の撤廃に関する初めての決議を可決して注目を集めている。

7月13日に採択されたこの決議によって、加盟国はこれらの有害な慣行を確実に排除し、すべての人々に対して説明責任と効果的な保護を確保するため、必要なすべての措置を講じることを求められるという。




魔術師や呪術師の存在が信じられているナミビアからは、今回の決議が1933年に提唱された「魔術抑制宣言」を検討する理想的な機会であるとして歓迎する声が上がっている。

特に、立場の弱いナミビア人が魔術関連の犯罪やトラブルに巻き込まれることに対して懸念し、声を上げてきた人権団体Alzheimer Dementia Namibiaの創設者であるBerrie Holzhausen氏はこの決議でナミビア人の悲劇に終止符が打たれることを願っている。

「ナミビアでは今でも多くの人が悪い魔女や魔法使いに認定されていますが、その大半は実際には認知症の人やお年寄りです。このような決めつけは一種の文化的慣行として何年も続いており、この問題に対処する政治的意思も不足しています。今回の決議によりナミビアの魔術抑制法が再設計され、魔女や魔法使いであると非難された認知症の人や高齢者の人達の人権が、伝統的な法律でも尊重されるようになれればと願っています」

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 UNITED NATIONS / BOMBMAN

 

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