最新の年代測定で『マチュピチュの成立年代』が変わる!?

ペルーのアンデス山脈の頂上に位置する世界的に有名なインカの城塞遺跡、マチュピチュ。

峻険な山の中に石を組み上げて造られた古代インカ時代の遺跡であり、世界中から歴史のロマンと絶景を求め観光客が訪れる場所にもなっている。

長い間、マチュピチュは西暦1438年以降に建設されたと考えられてきた。しかし、新しい放射性炭素年代測定法により、建設年代が大幅に改変される可能性が高くなった。

これまで専門家らは何十年もかけて、マチュピチュの歴史とそれを築いた人々をつなぎ合わせてきた。今回の研究結果はマチュピチュ遺跡に埋葬されていた26人の遺骨を加速器質量分析装置(AMS)で年代測定したデータに基づくものだ。




「現代の放射性炭素法は、矛盾する歴史的記録よりも、インカの年代を理解するためのより良い基盤を提供しています。今回の研究は科学的根拠に基づいて、マチュピチュの創設時期と居住期間を推定した初めての研究あり、この結果は主に植民地時代の記録に基づいたインカ帝国の発展に関する議論を見直す必要があることを示唆しています」

と、エール大学のリチャード・バーガー氏は述べる。またこの手法を用いれば、かつてマチュピチュに住んでいた人々についても多くのことが明らかになるとみられている。

骨学者のトリッシュ・ビアス博士は、

「特に人骨については、それが個人レベルであれ集団レベルであれ、科学的手法で食事や病気、労働などの人々が経験していたことを知ることができます」

と語っている。

世界も有数の貴重な遺跡であるマチュピチュの歴史に新たな展開が訪れる日が来たのかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Fexplorer PIXABAY

 

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