来年も問題だらけのPCR検査が続く!?「救世主」は念願の治療薬か?

米CDCの7月21日の発表によると、CDCは推奨している新型コロナウィルスのPCR検査を2021年末をもって終了するという。

EUA(緊急使用許可)が今年末で終了するので、CDCは推奨するPCR検査キットをインフルエンザウイルスも検出可能なMultiタイプに変更するようだ。

CDCの発表の前の週に、ソロス経済開発基金(SEDF)とビル&メリンダゲイツ財団を中心とする投資家コンソーシアムが、英国の新型コロナ検査会社Molobic社を買収するという、声明を発表した。

次々と変異していき、なかなか収束を見ない新型コロナウィルスだが、PCR検査を新型コロナ対策の中核にする方針は今後もしばらく変わらないようだ。

さて、賢明なATLAS読者はご存知だろうが、現在のPCR検査には様々な問題点がある。

嘘陽性・嘘陰性があることは当初からいわれていて、現在の検査キットでも新型コロナ以外のインフルエンザを新型コロナだと誤認することがある。来年からCDCが推奨するMultiタイプの検査キットは、同時にインフルエンザ対策も可能になる、という利点はあるが、新型コロナなのか、それともインフルエンザなのか誤認判定されるリスクが増えることが一部の研究者たちから批判されている。

PCR Challenge
PCR Challenge / MadLabUK

そして、PCR検査はCT値(サイクル数)でまわしているが、CT値国際基準値が定められていない。CT値によって検査結果が異なるが、CT値を高く設定すると他人への感染力のない少量のウィルスが付着しているだけでも「陽性」とされ陽性率も上げる。逆に低く設定すれば、陽性率は下がるが、少量のウィルス量でも感染力が強力な変異株も「陰性」判定して見逃してしまう可能性もあるだろう。

米国でバイデン新大統領が就任してから、米国のCT値は40から35に下がり、我が国も同じタイミングで保健所が行うプール式PCR検査のCT値は40から35に下げられた。しかし、民間のPCR検査会社はそれぞれの裁量でCT値を決めている。また、各国によって使用するプライマーや試薬も異なる。

つまり、PCR検査は世界でも国内でさえも統一した基準で行われていないことが問題視されていて、他人への感染力がないような少量のウィルスが付着しているだけの人も「陽性」とされ、隔離や入院が必要となれば、病床は足りなくなり医療崩壊へと繋がる。

PCR陽性=感染者ではない。

このことは去年12月2日に国会でも、やながせ裕文参議院議員(日本維新の会)の質問に対し、佐原康之厚生労働省大臣官房危機管理・医務技術総括審議官が答弁している。

National Diet Building
National Diet Building / Dick Thomas Johnson

やながせ裕文参議院議員(日本維新の会)「PCR検査とは採取した唾液などにウイルスの遺伝子の一部が含まれているかどうかを判定する。PCR検査ではサンプルのウイルス遺伝子を増幅させて判定する。

増幅の回数を示すのがCt値が

1サイクルで1本の遺伝子が2本に
2サイクルで遺伝子が4本
3サイクルで遺伝子が8本

と乗数的に増える。

陽性判定するのに必要なCt値が40の場合、1本の遺伝子を理論上は1兆本に増幅して反応を見ると、極めて微量の欠片まで拾う設定となっているのでは?」

佐原総括審議官「ご指摘の通り、PCR検査の陽性判定は必ずしもウイルスの感染性を直接証明するものではございません」

やながせ「PCR検査で陽性判定されたからと言って、その人に感染力があるとは言えない?」

佐原「PCR検査の陽性判定=ウイルスの感染性の証明ではありません」
やながせ「極めて由々しき問題だと思います」




このように、新型コロナ対策の中核にPCR検査をおくことに関して、様々な問題が指摘されている。

では、どうすれば良いのか。

新型コロナワクチンのアナフィラキシーやmRNAワクチンの長期的な遺伝子への影響も懸念されているが、やはり「救世主」となるのは新型コロナへの治療薬かもれない。治療薬が開発されれば、おそらく新型コロナは毎年流行してきたインフルエンザと同程度の扱いになるだろう。

政府は2020年度補正予算で、製薬会社が国内で実施する治療薬の臨床試験(治験)を支援するために、70億円を計上している。

Pills (white rabbit)
Pills (white rabbit) / erix!

現在、複数の製薬会社が治療薬を研究開発中だ。

6月末、中外製薬が厚労省に「抗体カクテル療法」と呼ばれる点滴薬を承認申請した。米製薬会社リジェネロンが開発し、米国では緊急使用許可を得ているもので、海外の治験では、入院や死亡のリスクを7割減らす効果が確認されたという。

中外製薬は他にも、幅広い症状に対応できる飲み薬の治験を進めている。自社開発した関節リウマチ治療薬「アクテムラ」を新型コロナ向けに転用できるよう、年内にも国内で承認申請する方針だという。

塩野義製薬も、体内のウイルス量を減らせる飲み薬の製品化に力を注ぐ。木山竜一・医薬研究本部長は読売新聞のインタビューで「近く治験を始め、インフルエンザ薬のように服用開始から数日以内にウイルスが消失する薬にしたい」と話した。

現在、オリンピックで海外から変異株が流入した可能性もあって、国内の感染者が過去最多となっているが、一国も早く治療薬が開発されることを切に願う。

トップ画像©makotomo photoAC

文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

 

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