
広い宇宙のどこかには、我々以外にも生命体や知的生命体が存在すると考える研究者は多い。
しかし、「彼ら」はいったいどこにいるのだろうか。生命が存在する確率はどれだけあるのだろうか。
先週、NASAを含む100人以上の科学者や研究者が参加したワークショップにて、「宇宙にいるのは我々だけではない」という主張を裏付ける科学的発見の信頼性を測る方法が議題として取り上げられた。
今回のワークショップはNASAのNexus for Exoplanet System Science (NExSS) イニシアチブとNetwork for Life Detection (NfoLD) グループが調整して開催したもので、ネットを介して世界中の様々な教育機関や科学機関のメンバーが参加したもの。
銀河系の最果てを探索する能力が拡大し続ける中で、研究者がET生命体の証拠としてデータを提示する際には、これまで以上に注意を払うことが重要だとNASA関係者は語る。
もちろん、今後も宇宙人の存在を示唆する新たなデータの発見は続くと考えられている。そこでNASAはデータの収集、分析、報告に関する「コミュニティ・スタンダード」を確立するための活動を始めている。
今回のワークショップでの議論の結果は、年内にホワイトペーパーとして発表される予定だという。
(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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