「死海文書」によると2026年に新世界秩序完成!?

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ATLAS読者は「死海文書」をご存知か。
死海文書とは、1947年頃からイスラエルの死海の近くの洞窟で、若い羊飼いによって発見された文書と、それからの調査によって発見されたヘブライ語、アラム語、ギリシャ語で書かれた一群の文書である。
新約聖書の原型であるという説もある。その内容は大別して以下の7つに分類される。
①「宗規要覧・会衆規定」:宗教結社の戒律が記された書。死海文書を製作した教団内の宗規であるとともに、「世の終わりに集まったイスラエルの全会衆のための規律である」と記されており、終末時の地獄の業火が象徴的に描写されている。そのとき、「アロンのメシア」「イスラエルのメシア」と呼ばれる2人の救世主が現れるという。
②「感謝の詩編」:20の詩編からなる。宇宙的な規模の破局を描いた壮大な叙事詩であり、来るべき人類の破滅の様相が非情、かつ克明に描写されている。
③「光の子と闇の子の戦い」(「戦いの書」):「光の子」と「闇の子」と呼ばれる2派の戦いが記されている。
④「ハバクク書注解」:『旧約聖書』にある予言書「ハバクク書」の注解という形をとる予言書。
⑤「外典創世記」:ヘブライ語の方言の一つ、アラム語で書かれている。『旧約聖書』の「創世記」の物語の異本。
⑥「モーセの言葉」:神がモーセを召して命じた言葉に始まり、次にモーセがイスラエルの全会衆に語った決別の言葉が続く。
⑦「奥義の書」:「秘密」もしくは「奥義」を意味する語が頻出する謎の文書。「奥義の黙示」とも言われる。
これらの文書は、いずれも羊皮紙かパピルスの巻物にインクで書かれていたが、それ以外に、銅板に彫り付けた物もあった。
Dead Sea Scrolls- / larrywkoester
死海文書が発見された当時、学界の反応は冷たく、これを「偽書」として葬り去ろうというキャンペーンさえ繰り広げられた。しかし、その一方で、イスラエルをはじめとする各国政府、そしてバチカンは、死海文書をめぐって激しい争奪戦を繰り広げた。
一般人には死海文書の内容は発見以来、常に隠し通され、発見から40年を経た1983年になってようやく「神の巻物」と呼ばれる最も重要な部分の一部が発表された。
しかし、これを公開した考古学者にしてイスラエル軍の将軍ヤディンは、その翌年に謎の急死を遂げる。 バチカンを中心とする勢力は、その後も死海文書の隠匿を続けた。
未公開であった死海文書の全ページの写真資料が、カリフォルニアのハンティントン図書館によって公開されるに至ったのは、ようやく1991年のことである。ただし同図書館も、その写真を返還するようバチカンから圧力を受けている。
The Huntington Library / Rennett Stowe
さて、「死海文書」の「戦いの書」には、「光の子」と「闇の子」の最終戦争が起こり、人類は大厄災に見舞われるという予言がある。そしてに、「アロンのメシア」と「イスラエルのメシア」という2人の救世主が現れるとも予言されている。
なかなか収束がみえないコロナ渦と混沌とする世界情勢だが、一説にはハルマゲドンは既に始まっていて、2026年に新世界秩序が始まる、という。
著名な作家・研究家の並木伸一郎氏解釈によると、死海文書に描かれるハルマゲドンは40年間の戦争で構成されるそうだ。
まず安息と破局が交差した5年の平安期があり、次に6年の「準備期間」があり、そして29年に及ぶ大戦争が起きるという。
1991年の湾岸戦争からイスラエルは準備を始めていた。そして、戦乱が1997年から始まっていると仮定すると、終結するのは29年後だから2026年になる。
「26」のゲマトリアの意味は”YHWH”(神)である。「13」というとキリスト教世界では裏切り者ユダの象徴で、不吉な数字とされるが、ゲマトリアでは「愛」の象徴であり、「唯一」という意味合いをも持つ。13は奇跡のパワーも持てば、不吉な出来事をも起こす、諸刃の矢である。
ポルトガルのファティマで聖母マリアが出現し3つの予言を授けたという「フェティマの奇跡」で、聖母マリアが出現した最初の日は1917年5月13日で、その後も毎月13日に聖母マリアは現れた。また、予言を託されたルシアが亡くなったのは、2005年2月13日である。不吉な事件でいえば、故ヨハネ・パウロ二世の暗殺未遂事件が起きたのは1981年5月13日だ。
Our Lady of Fatima / Pilgrim Fatima
13は奇跡のパワーも持てば、不吉な出来事をも起こす、諸刃の矢のようだ。キリスト教では13はイエスを裏切った13番目の弟子を象徴し、13日の金曜日なども不吉とされる。
そして、13×2=26は「唯一神ヤハウエ」の意である。すなわち、2026年に歴史上極めて重要な出来事が起きることが想定できるのだ。
更に、2026年の13年後に関しても恐るべき予言が存在する。
アドルフ・ヒトラーの予言だ。五島勉『ヒトラーの終末予言』によると、ヒトラーは2039年に「人類は既存のものでなくなり、新人類と旧人類に別れる」と予言しているという。
偶然なのか、ジョン・F・ケネディ暗殺に関する真相が書かれている「ウォーレン報告書」も2039年に公開される。
混沌とする世界情勢だが、2026年、2039年ー我々人類の歴史はどこに向かうのか。
ウイルスパンデミックは、人類の生物学的な進化に関与したり、歴史の覇者を変えたり、過去の人類史を大きく塗り替えてきた。今回の新型コロナウイルスと、新型コロナのmRNAワクチンは、人類の進化・歴史にどのように関与していくのだろうか。
文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動
著書
「あなたも霊視ができる本 」文芸社
「世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版