
昨年7月、静岡県にて飼育されていたサーバルキャットが逃げ出すという事件があった。サーバルキャットはアニメ「けものフレンズ」で人気になったネコ科の動物。主にアフリカ大陸に生息しており、小柄な体で3メートル以上もジャンプする事ができる。
以前はペットとして飼う事が出来たが、2020年6月から特定動物になっており、新たに個人で飼育する事は不可能となっている。なお、このサーバルキャットは逃走から16日後に同市内で捕獲された。
人気のサーバルキャット脱走 鋭いツメ 近くに学校も
そんな日本で発生したサーバルキャット逃走騒動を思い出させるような事態が海外でも起きていた。
アメリカ・ジョージア州在住のある女性が朝目を覚ますと、思いがけない訪問者がベッドの中にいた。顔の数センチ前の所に座っていたのは、一見猫に見えるものの体が大きく、全身にまだら模様があるサーバルキャットだったのである。
幸いにも彼女が身を起こすとサーバルキャットはベッドを降りてくれ、庭に追い出す事が出来たという。その後、女性はジョージア州天然資源局に通報。動物の特徴からサーバルキャットである事が判明したという。
しかし、サーバルキャットはどこから家に入り込んだのか。女性によれば、夜に夫がトイレに起きた際、開けっ放しにしてしまったドアや窓から入り込んだのではないかと考えているそうだ。
「その時は普通の飼い猫じゃない、と思ったけれど、今思うと怖い話ね」と語っている。
なお、ジョージア州ではサーバルキャットの飼育は違法となっている。逃げ出したサーバルキャットの行方は当局が追っているが、今のところ捕獲には成功していない。
“This is a wild animal:” Woman awakes to serval, native to Africa, in her Atlanta bedroom
(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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