宇宙空間の『心霊写真』!?X線天文台が捉えた巨大な手

心霊写真は何も地球上だけでなく、宇宙でも確認されるようだ。

まずはこちらの写真を見て欲しい。暗い宇宙空間に輝く赤い星雲と、それを掴もうとしている巨大な青白い手が確認できる。

正に宇宙規模の心霊写真と言いたいところだが、実際は違う。こちらはNASAのチャンドラX線天文台が「コンパス座」の方向およそ1万7000光年先にあるパルサー「PSR B1509-58」周辺をX線の波長で捉えたものだ。

パルサーとは超新星爆発で誕生すると考えられている中性子星の一種で、今回捉えられた「手」の規模は150光年に及ぶ。この手に掴まれそうになっている赤い発光体は「RCW89」と呼ばれる超新星爆発の後に出来たと考えられている巨大なガス雲だ。




2020年6月に『The Astrophysical Journal Letters』誌に掲載されたスミソニアン天体物理研究所のチャンドラX線センターの研究によると、手の指先にある超新星の爆風波は時速約1450万キロで移動しており、手のひらに近い物質は時速約17.7キロを超えて、さらに高速で移動していることが解ったという。

チャンドラX線天文台は1999年7月にスペースシャトル「コロンビア」で地球周回軌道に打ち上げられて以降20年以上にわたってX線で宇宙を観測している。この「宇宙の手」ことPSR B1509-58が初めて公開されたのは2009年4月だが、今回は2004年、2008年、2017年、2018年の観測結果を元に「手」の動きを更に研究したものだという。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©NASA/CXC/SAO/P.Slane, et al.

 

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