
画像©ウィキペディアより Qwert1234 – Qwert1234’s file CC 表示-継承 3.0
よもぎは正月や桃の節句や花見などでも、餅や団子として古くから現代でも食されている。春のイメージが強い草であるが、夏を乗り切るための行事にも古来重宝されていた。
6月の最終日に宮中や神社で行われる夏越しの大祓の日にも、よもぎで心身を浄化すると良いと言われている。よもぎのお茶やお菓子を飲んだり食べたり、家に飾ったりお風呂に入れて浸かるなどして身を清める。
よもぎには古くから魔を祓うパワーがあると信じられてきた。五月人形の原型は、よもぎを貼り付けた虎の人形だったそうだ。これは6世紀頃からの中国の風習で、日本だけでなく朝鮮半島にも伝わっていた。
端午の節句によもぎと菖蒲を屋根に飾る風習も、平安時代から既に行われていた。なぜこの時期なのかと言えば、旧暦では今の6月にあたり夏至がある月だからである。
陰と陽が激しく対立し縁起が悪いとされ、命にまで関わると言われていたようだ。さらに田植えが始まる梅雨時に体調悪化しないようにする意味でもあった。
台湾でも端午の節句によもぎを飾る風習がある。「神草」とまで言われ、3日間続けて風呂に入れると病気にならないとも言われていた。アジア圏以外でも厄除けにされてきたそうだ。
画像©ウィキペディアより Commonists CC 表示-継承 4.0
出産の守護神ともされているギリシア神話の月の女神・アルテミスに因み、『アルテミシア』という学名になったと言われている。出産時の止血や不妊・生理不順・生理痛などにも効果あるため、よもぎは古代から女性の強い味方であった。(*妊婦は接種し過ぎに注意!)
他にも身体を温め安眠やリラックス効果があり、貧血予防・浄血作用・アンチエイジング・デトックス効果・便秘解消・コレステロール値改善・がん予防・更年期障害・アトピー性皮膚炎にまで効果があるそうだ。(*菊科アレルギーの方は要注意!!)美容と健康に最適である。厄除けや無病息災になるという言われには、科学的根拠もあったということである。
よもぎの花言葉まで縁起の良い意味ばかりである。家族仲良くよもぎの餅や団子を食べる習慣が古くから続いてきたことから、「幸福」・「平和」・「平穏」・「静穏」や「けっして離れない」という意味がある。
お灸の原料でもあり夫婦が仲良く利用することから、「夫婦愛」という花言葉まである。夫婦仲や家族運も上げてくれる開運草なのである!
皆さんは今年上半期の厄祓いは既に済ましたであろうか。もしまだという方は今からでも、よもぎの効果を試してみて頂きたい。香り良し!味良し!身体に良し!運気に良し!と良いことづくめである!!
特にコロナ問題が未だ解消できていない不遇な年だからこそ、よもぎで免疫力アップして下半期も皆さんと元気に乗り切りたい!!!
(ふりーらいたー古都奈)
参考サイト
VOGUE 6月30日は「夏越の大祓」──自宅で即出来る、邪気祓いの3つの開運アクション。
Hatena Blog 霊能者 火水ハヌルの全方向スピリチュアル よもぎのパワーで魔除けしよう〜台湾・端午節からのよもぎ話〜
Kaori Yomogi 女神アルテミスのよもぎ講座
山下薬草店 ハーブの女王ヨモギ知られざる万能薬
Green Snap ヨモギ(蓬)の花言葉|花や葉の特徴、効能や種類は?