ゾディアック事件の暗号解読は本当か?専門家たちが言及(後編)

(前半から続く)

彼の解読した2つの暗号はそれぞれ32文字と13文字で構成されているため、正しく解読されているかどうかを確認するには短すぎると主張したのだ。

しかしZiraoui氏の兄はこの批判には疑問を呈しており、「解読できない腕利きの研究者らが、ずっと暗号の謎に挑み続けたいあまりに否定しているのだろう」と述べている。

しかしネットの世界だけでなく、フランスの暗号学者たちの間でも、Ziraoui氏の研究結果を支持する意見と、彼の解読方法には欠陥があるとする意見の両方が出てきている。

そんなZiraoui氏の解読方法はどのようなものだったのか。

彼は昨年末に発表されて話題になったゾディアック暗号の解法を参考にして解読したと語っている。




Z32とZ13と名付けられた未解決の手紙に対していくつかの暗号技術を駆使した結果、最終的に暗号化されたメッセージの解決策と思われるものを発見したのだという。

1つの暗号文には連続殺人犯が爆弾を隠したという場所の座標が書かれており、もう1つの暗号にはいまなお謎となっているゾディアック事件の犯人の名前が書かれていたという。

彼はその人物がローレンス・ケイという人物であると主張している。ローレンス・ケイは以前から研究者の一派からゾディアックの容疑者とされていた人物だ。

しかし、それ故に長年この事件を研究してきた人々は「彼の解読は暗号の中から自分の予想に合った単語を拾い上げているだけにすぎない」と懐疑的な意見を投げかけている。

果たして、暗号の解読結果は正しいのか。ゾディアック事件の多くはまだ謎に包まれているようだ。

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©ウィキペディアより

 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る