史上初、『木で造られた衛星』が今年末に打ち上げ予定

人工衛星と言えば最新機器の塊だが、なんと世界初の木製衛星が2021年末までに軌道上に打ち上げられるという驚きのニュースが飛び込んできた。

この人工衛星はフィンランドの3つの企業が共同で開発したものだという。

学生向けの教育用キューブサットキットを製造しているArctic Astronautics社が考案し、UPM Plywood社と技術デザイン会社Huld社に依頼して、特殊な処理を施した合板を表面に使用して衛星を製作した。

「WISA Woodsat」と名付けられたこのプロジェクトの主な目的は、有機的な素材が宇宙の厳しさに耐えられるかどうかを確認するものである。

Arctic Astronautics社の共同設立者であるSamuli Nyman氏によると、人工衛星に用いられた木材自体は我々の身近にある家具などを構成するものと変わらないとのことだ。だが、熱真空室で水分を除去し「非常に薄い酸化アルミニウム層」を塗布して、蒸気が材料から逃げるのを防ぐとともに、大気圏での「原子状酸素の侵食作用」から保護しているという。




この衛星には外観を監視するカメラ付きの「自撮り棒」と欧州宇宙機関が提供するセンサーが搭載されている。重さは約1.5kg、電力は9枚のソーラーパネルで供給される。

打ち上げはニュージーランドから今年末に行われる予定。今回のプロジェクトは最低でも2年間は継続される予定で、宇宙開発事業における選択肢の一つになりうるか注目されている。

UPM Plywood社のAri Voutilainen氏は、「この衛星は、非常に要求の厳しい用途においても、再生可能な木質材料を使用可能かというメッセージを伝えている」と述べている。

One giant leap for wood! World”s first wooden satellite to enter orbit by year’s end

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Ruptly YouTube

 

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