家ごとタイムカプセル!?50年以上ものあいだ時が止まった家

アイルランドにて、まるでタイムカプセルのように「50年以上、部屋によっては1世紀もの間、時間が止まったかのような家」が発見された。

北アイルランドのタイロン州にあるこの家は、外見こそ普通の田舎の一軒家に見えるが、ドアの向こうは驚くべき空間となっていた。家具はもちろん止まった時計、吸いかけのパイプ、ベッドのそばに置かれたかつての住民の靴・・・残されていた新聞は1911年まで遡ることができたという。

この家を発見したのは写真家のレベッカさん。彼女は廃墟の写真を共有するウェブサイト「Abandoned NI」を運営しており、取り壊される前に記録として残しておいてほしいという現在の所有者の依頼を受けてこの家に足を踏み入れたところ、驚きの光景を目にすることとなった。

Abandoned Ni 2016 A Year in Review




「正直に言うと、外観を見て、それだけの価値があるかどうかわからなかったのです。でも、ドアを開けた途端に圧倒されました。小さなコテージだと思って入ってみたら、そこは基本的に社会史博物館だったんです」

そこには正しく、50年以上前の家族のつましい生活がそのままの形で残されていた。暖炉の上の時計は12時15分を指したまま動かず、メガネはいつでも手に取れるような場所に置いてあった。引き出しの中には何百通もの手書きの手紙が入っており、コンロの上には3つのやかんとカップが置かれていた。リビングルームには多くの古い本や新聞があり、新聞はなんと1912年のタイタニック号沈没事故の余波を伝える記事が掲載されていた。2階にも寝具やおまるなどの家具が残されており、ベッドフレームの端には帽子がぶら下がったまま残されていた。

この家を訪れたレベッカさんは次のように語る。

「このように手付かずの状態で放置されている家がアイルランド中にはたくさんありますが、その大半が何の記録も残されないまま、朽ちていってしまうでしょう。だからこそ、私はこれらの建物を撮影し、記録するのです」

(加藤史紀 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©Abandoned Ni YouTube

 

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