銀河系コア付近に数百日かけて明滅する巨大な星を発見

天の川銀河の中心付近、2万5000光年の距離に奇妙な明滅を繰り返す巨大な星が発見された。

この現象を最初に捉えたのは、チリにある欧州南天天文台のビスタ望遠鏡だ。ビスタ望遠鏡は、過去10年間に10億個以上の星を観測し、明るさが変化する兆候のある天体を発見してきた。

中でも「VVV-WIT-08(WITはWhat is this?の略 )」と名付けられた恒星では数百日かけて97%、ほぼ見えなくなってしまうほど暗くなり、その後ゆっくりと元の明るさに戻ることが発覚し、天文学者たちの注目を集めていた。

明るさの変動する変光星は多々あるが、どうしてこの星はここまで長いスパンで明滅するのだろうか。




専門家からは、巨大な宇宙塵が徐々に星の前に移動してきて、隠されてしまったことが原因ではないかという説があるようだ。この宇宙塵は地球からは半径約0.25AU(1AU=1天文単位は地球から太陽までの距離))の傾いた円盤形をしており、この巨大な塵の塊が遠ざかるにつれ、星は再び明るさを増していったという。

この宇宙塵は今後20~200年以内に再び恒星の前を通過する可能性があると考えられている。

どうやら広い宇宙では星の瞬きのスケールも大きくなるようだ。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 Season’s Greetings from the European Southern Observatory! / European Southern Observatory

 

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