
日本のお菊ちゃん人形や、映画にもなったアナベル人形など、呪いの人形や曰く付きの人形は世界中に存在する。
今回注目を集めているのは、オーストラリアのルシンダという町に存在する奇妙な人形だ。この町にはマングローブの生えた沼地があるのだが、そこに設置されたブランコに、いつしか布製の人形が置かれるようになった。
‘Haunted’ little girl doll sitting on a swing in a mangrove swamp said to bring ‘bad luck’ to locals https://t.co/vmQkQz6j6q
— Trends Wide (@TrendsWide) June 2, 2021
見た目は布で出来たかわいらしい女の子の人形なのだが、地元住民の間でまことしやかに囁かれている噂によれば、この人形に近づきすぎると何らかの不運に見舞われてしまうという。
例えば「こんにちは」と声をかけるだけでも人形の怒りを買うとされ、釣り人やボート遊びの人たちが何人も犠牲になったとのことだ。
ルシンダをはじめとする近隣の町を代表する国会議員のニック・ダメット氏は、「誰もがこの人形のことを知っているようだが、誰もそのことについて詳細を話したがらない」と指摘している。
近づいたり声をかけるだけで呪われるという最恐の人形だが、真実はどうも違うようだ。
ルシンダのある経営者は、この人形とブランコは地元のカップルが地域に彩りを添える目的で、アート作品のように制作したものだという。しかし、目論見は外れて「近づく者を呪う幽霊人形がいる」と噂が立ち、悪い意味で有名になってしまったのだそう。
この話も噂どおりなため、どこまでが真実なのかは定かではないが、悪い噂の方が早く広まってしまうのは明らかなようだ。
(勝木孝之 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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