以前、アトラスでは、データ上にしか存在しないアート「cryptoart」について紹介した。

この技術はビットコイン等の暗号通貨にも使われているブロックチェーンによるノン・ファンジブル・トークン(NFTs)による作品であり、データを代替不可能なトークンとするものだ。

「手にする事の出来ないデータに唯一無二の価値を持たせる」ものとして、近年市場的な広がりを見せている。確かに実体は無いかもしれないが、唯一無二のデータという形で確かに存在しているのは間違いない。

だが、今回オークションに出されたとある作品は、データという形ですらもない、全く何もない「見えない彫刻」だった。

「I Am」と題されたこの作品は、150×150cmの空間を埋め尽くす「空間」そのものの作品であり、物理的な要素は所有者の証明書だけという、文字通り何もない作品である。そしてオークションの結果ついた価格は驚くことに18,300ドル(約2000万円)となったのだである。

このとんでもない作品を作成、出品したのはサルデーニャ出身のアーティスト、サルバトーレ・ガラウ氏である。




彼は「虚空とはエネルギーに満ちた空間にほかならない」ため、一見何も無いように見えて、実際には質量が存在するれっきとした作品であると語る。

「たとえ空だとしても、ハイゼンベルクの不確定性原理によれば無には重さがあり、したがってこの空間に存在するエネルギーは凝縮して粒子に変化します」とのことだ。

なんとも哲学的な作品だが、少なくともこの作品が高額とはいえ盗難被害に遭う事はないだろう、とあるメディアは皮肉を込めてコメントしている。

Invisible sculpture sells for € 15,000, what is so special about it? | Oneindia News

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画©Oneindia News YouTube

 

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