ワープを現実化する「ワームホール」は実現可能か

SFをはじめとする創作の世界では、遠く離れた場所へ「ワームホール」を通って一瞬で移動する、というシーンが度々登場する。

ワームホールの仕組みは、別々の場所にある2つのブラックホールをつなげて時空を超えるトンネルを作るという、一見すると単純な概念だ。しかし、これを実現させるのは単純な話ではない。

物理学者のアルバート・アインシュタインとネイサン・ローゼンは一般相対性理論をもってワームホールのアイデアを真剣に検討していた。また、現在でもワームホールが実際に機能するかどうか、科学者たちは研究を続けている。

実際にワームホールをが発見・観測されたことはないが、物理学者の中には、まだ克服できていないいくつかの注意点があるものの、ワームホールが存在する可能性があると考えている人もいる。




まず、ワームホールとそこを通過する物質との間の重力引力によってワームホールは閉じてしまうため、ワームホールを開いたままにしておくためには、何らかの特殊な物質や法則が必要になると考えられている。また、実際に発生させられるワームホールの大きさは、そのプロセスの関係上、実現したとしても微小なものになってしまう。

例えば、『スター・トレック/ディープ・スペース・ナイン』に登場するワームホールは、全艦隊が通過可能なものだったが、それとは比べ物にならないサイズになると考えられているのだ。

しかし、このような問題があっても、科学者たちはこの問題への取り組みをやめない。例えば、量子もつれを利用した研究では、安定性を維持することができると期待されている。

ワームホールが実際に存在することを証明するにはまだまだ時間がかかりそうだが、存在しないと結論づけるのもこれまた難しいのではないだろうか。

(飯山俊樹 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©deselect PIXABAY

 

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