新型コロナ第4波感染拡大はPM2.5の影響だった!?

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多くの飲食店や百貨店が悲鳴をあげている中で、延長が決定してしまった三回目の緊急事態宣言。

通常、気候が暖かくなると感染症は落ち着く例が多いが、新型コロナ第4波は収束させるにはなかなか手強いようだ。今回特に大阪を中心に感染拡大した変異種N501が問題となっていているが、なぜこの時期に大阪を中心に広がってしまったのか謎である。

ここで、あくまで仮説だが、「変異種501の流行はPM2.5/黄砂/花粉と関係する」という説がある。

2月4日に国際学術誌「Environmental Research」のオンライン版に「大阪の重症者数の急激な増加の原因は、PM2.5の増加による可能性が高い」ということを示唆する研究論文が掲載された。京都大学の高野裕久 地球環境学堂教授、佐川友哉 工学研究科特別研究学生らの研究グループは、PM2.5を吸い込んだマウスの肺で、新型コロナウイルスの細胞内への侵入口であるACE2と、侵入を促すTMPRSS2という2つのタンパク質が増加していることを報告している。

緊急事態宣言下の大阪
緊急事態宣言下の大阪 / ナギ (nagi)




大阪市在住の関西医科大学非常勤講師・ナチュラル心療内科院長の竹林直紀氏も、この説に賛同しSNS上で次のように主張している。

「PM2.5/黄砂/花粉と雨天が重なった、3月中旬~下旬の感染者が重症化しているのが、第4波と言われている状況の実態だと考えています。3/15の中国からの黄砂の約2週間後から大阪府の重症者が増え始めています。また3/29の黄砂から約2週間後には、さらに重症者数が増加しています。検査陽性者数の増加や重症者の急激な増加は、季節性の環境要因が主な原因のような気がいたします。新型コロナに限らず、今の時期はアレルギー症状だけでなく、呼吸器系、循環器系疾患なども増悪し易いと言われています。」

なるほど、たしかに検査数と陽性者数、PM2.5/黄砂の相関関係を表したグラフを見ると、PM2.5/黄砂が増える時期に検査数は増えている。PM2.5/黄砂なのか新型コロナ感染なのか分からず体調に異常を感じるので、取り合えずPCR検査を受けてみよう、という人が増えているのだろうか。

検査数が増えれば陽性者は増える。そして、黄砂やPM2.5により表面が傷ついた花粉を吸い込むと、新型コロナのみならず呼吸器に炎症が発生しやすくなるという。

埼玉大学工学部環境共生学科物質循環制御研究室の王氏によると、「黄砂やPM2.5により表面が傷ついた花粉は、水分を含んで膨張した時に破裂し易くなる」という。

花粉の約2割が自然に破裂するのに対して、黄砂やPM2.5などの大気汚染物質と接触した場合は約8割が破裂し、花粉中のアレルゲン物質やPM2.5の硫酸塩などの有害物質が1㎛以下のPM1.0として放出されるという。通常花粉は30㎛ぐらいの大きさだが、黄砂やPM2.5と水分が合わさることで破裂して、大きさが1㎛という微粒子となり、肺の奥深くの下気道や肺胞まで達してしまう。

竹林氏によると、この場合、 

「花粉は上気道炎だけでなく気管支炎や喘息も起こしやすくなるため、呼吸器症状で病院を受診する人も増えると考えられます」

そして、

「大阪での検査件数が増加した要因の一つは、このPM2.5/黄砂/花粉による呼吸器症状の人が増えたためであり、その結果、検査陽性者数も増加したと考えます。検査陽性率の移動平均は、3月上旬の約1~1.5%から約8~9%に増加した後は、ほぼ一定で推移していることから、変異株による現在の感染状況も落ち着いているようです」

「4月の上旬はPM2.5も減少していたので、新規の重症者数も4月下旬には一旦減少しそうです。しかし、4/19~21の黄砂で再びPM2.5の増加が認められているため、2週間後の5月上旬以降に、また重症者数の一過性の増加が予想されます。黄砂の春のシーズンが終わる5~6月頃までは注意が必要かもしれません」

「今回の緊急事態宣言は、その期間内の黄砂やPM2.5などの大気汚染物質による影響を減らす効果は期待できるかもしれませんが、変異しながら人間社会にすでに共存しつつある7番目のニューフェースのコロナウィルスにとっては、全く何の影響もない対策ではないでしょうか」

と竹林氏は分析している。




緊急事態宣言下の大阪
緊急事態宣言下の大阪 / ナギ (nagi)

「変異種501の流行はPM2.5/黄砂/花粉と関係する」とすれば、第4波はPM2.5/黄砂/が落ち着く6月に収束するだろうか。

殆どのメディアが第4波の流行について「不要不急の外出する気の緩みが原因だ」と報道するが、緊急事態宣言やロックダウンをしたら感染を食い止められる、というエビデンスはない。現に、新型コロナはロックダウンをした国々含め世界中で蔓延していいる。

外出しなければPM2.5/黄砂を吸い込む量は減るかもしれないが、その間に免疫力が落ちてしまったら、収束後にいざ通常通りの生活に戻ると感染しやすい身体になるだろう。今後、新型コロナが季節性のインフルエンザ同様に毎年流行する感染症となれば、その都度に緊急事態宣言やロックダウンを繰り返していたらいたらきりがない。

人類はこれまで自然界のウィルスに対して、その都度、免疫をつけ共存してきた。やはり、我々に出来る一番の新型コロナ感染対策は手荒い・うがいは・三密時のマスクなどの感染症対策は必要だが、健康的な食生活と充分な睡眠、適度な運動をして感染しにくい免疫力の強い身体を作ることかもしれない。

文:深月ユリア ミステリーニュースステーションATLAS
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血を受け継ぐ魔女占い師。ジャーナリスト、女優、ベリーダンサー、映画・イベントプロデューサーとしても活動

著書
あなたも霊視ができる本 」文芸社
世界の予言2.0 陰謀論を超えていけ キリストの再臨は人工知能とともに」明窓出版

 

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